教育福島0166号(1992年(H04)10月)-016page

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〇教育相談係

教育相談活動

対象児の調査及び実態把握

〇広報係

養護教育理解のための広報活動

なお、この委員会の構成は従来の就学指導委員会(小・中学部教務主任、小・中学部主事、保健主事、研修主任・副主任、訪問教育担当の八名)で組織した。

 

校内の研究体制

四、実践研究

 

四、実践研究

 

一年間における実践研究の概要と内容(抜粋)は表1のとおりである。

1、就学幼児教育相談会並びに障害幼児教育研修会

本研修会は、従来から養護教育振興会県南支部の事業として実施してきた。今回、研究校の指定をうけたこととあわせて研修会の充実を図った。

また、就学幼児教育相談会を開催するため研究運営協議会の指導から「西郷養護学校紹介パンフレット」を作成し、相談会開催案内状とともに、西白河郡内の保育所、幼稚園、並びに市町村教育委員会や保健所等に送付し啓蒙を図りながら参加を呼びかけた。

その結果八件の相談が寄せられ、これをうけ九月二十七日相談会を実施した。

参加者は幼児三名、保護者五名、保健所及び幼稚園の先生四名の十二名である。事前に把握しておいた相談事項に関する資料をもとに話し合いを進めた。その内容は、入学直前にかかわる問題、障害を認め適切な就学を進めるにはどうしたらよいか、などについて保護者や保母さんから切実な悩みや難しい問題が数多く出され、学校として、今後どのように取り組めばよいか課題が投げかけられた。三名の幼児はこの間、体験学習を行った。

午後の障害幼児教育研修会では提携施設園長による講話「心身障害児の理解と指導について」の題で話され、その後の協議で障害をもつ幼児に対する具体的な理解の仕方やかかわり方について熱心に討議された。

しかし、就学が二〜三年先の場合には学校から早期の就学相談を望んでも、保護者側が消極的になり、継続的なかかわりの難しさがあること、適正就学を進めるためには、常に保護者や関係機関との連携を密にし、信頼関係を深めていかなければならない必要性があること等有意義な就学幼児教育相談会、障害幼児教育研究会となった。

 

2、体験入学

体験入学の対象者は七名であり、うち三名が四年度就学予定者で、他は五年度以降の就学幼児である。このため、四年度就学予定者の三名を中心とした体験学習を計画的に行うよう工夫し、他については相談会の時に無理なく参加できるように配慮した。

 

表1 実践研究の概要・内容

年月日実施事項備考
3.4.23研究の指定指定概要の確認
5.2各種研究学校連絡協議研究学校の運営について(県)
5.24職員会議研究指定のテーマ決定
7.8研究推進委員会必要に応じ随時開催
7.15第1回研究運営協議会研究計画の検討
9.23パンフレット作成(啓発のための学校要覧)郡内幼稚園、保育所等に配布し啓蒙
9.30心身障害児就学指導審議会白河市教育委員会
9.25〜10.25対象児調査 
3.9〜4.3.教育相談 
9.27就学教育相談並びに障害幼児研修会案内教育委員会、保健所、幼稚園等
10.8上記実施振興事業とのタイアップ
10.21他地区就学指導審議会との交流来校-大沼郡新鶴村
10.29研究推進委員会体験入学実施案検討
11.10他地区就学指導審議会との交流来校-河沼郡柳津町
11.29〜4.2.17体験学習8回実施
2.17研究推進委員会研究運営協議会準備
2.19保健所との打ち合わせ早期教育相談の方法
2.20「親と子のふれあい教室」参加
2.24第2回研究運営協議会研究報告について
2.26障害児親の会(あゆみの会)研修会会場:西郷養護学校
3.12一日入学並びに入学説明会 
3.16研究実践報告 

 

 

 


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