教育福島0166号(1992年(H04)10月)-035page
川俣高等学校(ウエイトリフアィシダ部)
「サァ!」「ヨシ!」というかけ声とともに「ドシン」という地響きが鳴り、ウエイトリフティング部の練習は始まります。
川俣高校のウエイトリフティング部は、バルセロナオリンピック五十六キロ級で五位入賞を果たした佐久間勝彦選手をはじめ、数多くの優秀選手を輩出しています。現在の部員も、先輩方を手本に「追いつき、追い越せ」をモットーに、毎日続けること、精神を集中させることを練習の方針として頑張っています。
「ふくしま国体」が三年後に迫っていることと競技会場地であることなどから、地元町民からの期待が大きく、記録を大幅に伸ばすことが重要課題と考え、継続的な練習により、着実にレベルアップを図ることを目指して練習に取り組んでおります。
現在は、「ふくしま国体」での活躍はもちろんのこと、全国に川俣高等学校の名が轟くことを夢見て、日夜厳しい練習に取り組んでいます。
顧問 渡辺正昭
日本大学東北高等学校(体操部)
現在、十七名(男子十四名、女子三名)の部員で活動しています。
現在までの成績をまとめますと、男子は県高等学校体育大会で十二年連続十六回目の優勝、県高等学校新人大会で十二年連続十八回目の優勝を果たしています。
体操競技は、年々技が高度になり、習得するには強い精神力と体力が要求されます。そのうえ、常に怪我と背中合わせという状況のもとでの練習は、想像を絶するものがあります。また、器具の種類や練習場の広さも十分とはいえませんが、部員各自がそれぞれ工夫をこらし目標を達成しようと、全員が協力して練習に励んでいます。一日の練習時間はいろいろな練習メニューに取り組んでいるため四〜五時間になり、帰宅するのは夜遅くなってしまいますが、誰からも「やめたい」という声は聞かれません。一人一人が平成七年の「ふくしま国体」で選手として活躍できることを信じて頑張っています。
顧問 青木文次
福島成蹊女子高等学校(テニス部)
本年度の県高等学校体育大会において団体戦優勝を果たしました。昨年秋に行われた東北新入大会では三位にとどまったことから、同大会の優勝校である原町高等学校を破っての優勝は、まさに努力の結果といえます。
大会に向けての選手の練習への取り組みが今までになく高まり、技術、体力、精神力ともに著しく向上したことが最大の勝因だと思います。
また、「最善を尽くす、最善の結果になるように練習する」を心掛けて練習に取り組んだことが、チームワークのよさにつながっていったのではないかと思います。
「勝ちたい、優勝したい」という意欲をもつことが好結果につながることを十分に認識しながら、今後の試合や練習にも生かしていきたいと思います。
現在の選手が、近い将来「ふくしま国体」で活躍することはもちろんのこと、その他の全国大会でも活躍できる選手に成長することを願っています。
顧問 喜古佐太郎