教育福島0166号(1992年(H04)10月)-036page

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生涯学習インフォメーション

 

PTAと指導者 〜PTA指導者研修会から〜

生涯学習課

 

一 はじめに

 

近年社会構造の急激な進展により、国際化、情報化、高度技術化、高齢化等、人々をとりまく社会環境が著しく変化しております。

それに伴い社会機能の中で、取り残されたり機能を十分果たしてなかったりするものが指摘されており、社会教育の分野では家庭や地域の教育力の低下があげられております。

この家庭や地域の教育力向上を図るため、父母と教師が協力して家庭・学校・社会における児童生徒の幸福な成長をはかることを目的とするPTAの役割は、極めて重要であると考えます。

特に、学校週五日制の導入により、子どもたちの学校外活動を、PTAが三者の連携の要となってすすめることが期待されております。

県教育委員会では、例年小・中・高、盲・聾・養護学校のPTAの会員を対象にPTA指導者研修会を開催しておりますが、本年度の開催地・期日は、左の通りでした。

 

方部開催地期日
県北川俣町中央公民館7月2日〜3日
県中郡山市中央公民館8月19日〜20日
県南鮫川村開発センター8月22日〜23日
会津会津若松市文化福祉センター6月9日〜10日
南会津田島小学校7月25日〜26日
相双サンライフ原町6月24日〜25日
いわき小名浜公民館7月9日〜10日

 

ここでは、県内七方部別に開催されたPTA指導者研修会の中から相双方部の概要を紹介いたします。

 

二 相双方部PTA指導者研修会実施記録

 

(一) 目的

小・中・高等学校PTAの役員を対象に、これからのPTAの在り方について研修を行い、指導者としての資質の向上を図るとともに、PTA活動の充実に資する。

(二) 内容

(1)研究主題

「家庭・学校・地域が、より協力できるPTA活動について考えよう」

(2)講話

「学校週五日制の趣旨と対応」

相双教育事務所長が講師となり、一時間にわたりその課題と対応について、学校・地域・家庭それぞれについて話した。

まず、家庭の対応については、1)父母の意識改革、2)家庭教育の役割と認識、3)親と子のふれあいの場の設定、4)児童生徒の休日の過ごし方について話され、次にPTA活動については、新しい活動を創意工夫し地域での受け皿の推進役となり大きな力になれるよう期待した。

「新しい学力観に立った学校教育の改革」

相双教育事務所指導課長が講師となり、一時間にわたり知識理解を重視した学力観から、1)学習への意欲・関心・態度、2)判断力・

 

 

 


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