教育福島0166号(1992年(H04)10月)-037page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

思考力・表現力・行動力の重視へ、そしてそれらを、身体を通した学習・問題を自分で解決する学習・個に応じた学習へとつなげていくことの重要性を話された。

(3) 研究協議

1) 「機能するより良い組織運営づくりを目指して」

小・中・高それぞれの分散会による協議がなされた。

それぞれ二校からの事例発表により、参加者の学校事情を出し合い討議を深めた。

中村二小の場合は、土地柄職業が多彩で行事、集会をもつのにも都合が一致しないことが多い。しかし、バザーを開催し、眠っている品物の交換や漁業関係、水産物の売り上げなどで実績を上げ、PTAの活動資金づくりをしているとの発表があった。

2) 「地域教育力を高めるPTAの役割」

パネルディスカッションによる協議がなされた。

研修視察は、バスの中が有意義である。それは、楽しさと人との交流に意味があるから。(中村一小)

方部活動は、学校・家庭・地域のパイプ役として重要である。(小高中)

会員の教養を高める教養講座を時代に対応する親の生涯学習の場として捕えている。(原町高)との発表があった。

3) 「子供の健全育成を推進するPTAの役割」

小・中・高の合同による四分散会方式で行われた。

その中で、環境浄化活動の進め方として、新地高校から、(ア)故郷を見つめる教育(海水浴場の清掃、清掃登山等)、(イ)豊かな体験活動の場や機会の拡充の在り方(父兄参加の公開文化祭、遠足を兼ねた史跡巡り、聴き取り講座、勤労体験学習等)、(ウ)家庭間や地域間交流の在り方(ボランテイア活動等)等の発表があった。

 

三 まとめ

 

(一) 研修形態は、講話、パネルディスカッション、研究協議で構成し、事例発表を中心に運営したので、討議を深めることができた。(二) 講話は、PTA会員の関心も高く、有意義であった。

(三) 研究協議はテーマが広いため多くの意見が出され、一つ一つの課題についての解決策を見いだすまでには至らない面も見られた。

(四) 次回は、各単Pが抱えている課題を焦点化するとともに、実技研修を含めるなど工夫に努めたい。

(五) 県教育委員会では、既にご承知のようにPTA活動をするうえで役立つよう、PTAのあり方やPTA活動の事例、PTA活動の資料を中心に編集しました「みんなのPTA」をPTA関係者の研修資料として配布しております。広くご活用いただければ幸いです。

 

相双方部 開会式における所長挨拶「学校週5日制に向け積極的な対応を……」

 

相双方部 開会式における所長挨拶「学校週5日制に向け積極的な対応を……」

6月24日サンライフ原町にて、参加者380名

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。