教育福島0168号(1993年(H05)01月)-032page
資料3 学級における指導計画年間計画
で、田部井淳子の生き方に学んだ。進路の決定間近かな生徒は、自分と置き換えて考えていた。「今日の授業はすごく迷った。(二十三)」「すごく考える授業だと思う。何か為になったような気がする。(二十)」「道徳でいろいろなことが分かっていきます。(二十九)」と述べている。十二生徒だけは「とても田部井さんのようにはいかない」と述べている。一月には「一万人の産声を聞いた4の(4)」の授業を行った。この資料は助産婦田中志んの生き方を描いた自作資料であり、生徒は真剣に考えた。不登校のTにもこの授業を行ったが、他の生徒と同様の反応を示し、自分の進路について考えた。
更に総仕上げとして「徳一大師1の(4)」を実践した。
1) 授業仮説
生徒自身が課題意識をもって、徳一の苦脳の姿をたどることにより、時間の隔たりを超えて、徳一を身近な存在と感じ、その生き方から自らの生き方を考えることができるだろう。
2) 主題名
真理を愛し、真実を求め、自己の人生を切り開く
3) 指導方法の工夫
資料4 道徳ノートと自己評価