教育福島0168号(1993年(H05)01月)-034page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

教育事務所だより

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

 

会津教育事務所

〒965会津若松市追手町7-31

TEL(0242)29-5200

 

(にいつる太鼓、第2土曜日の活動から)

(にいつる太鼓、第2土曜日の活動から)

 

福島県教育委員会指定

小・中学校教育ネットワークプラン

河東町立河東第一小学校・河東第二小学校・河東第三小学校

河東町立河東中学校

 

河東町は、本年度から三年間、県教委の小・中学校教育ネットワークプラン事業の指定を受けました。

本研究の目的は、新しい学力観を踏まえた、真の学力の育成にあります。わが町の小学校三校、中学校一校が協力してこの研究の目的を達成するため、町の共通研究主題として「新しい学力観にねざした学習指導の改善」と設定しました。これを受け、各校においては、次のような研究主題を掲げ、研究実践に取り組んでいます。

◇河東一小「自ら学ぶ意欲と主体的に学習する仕方を身につけさせる指導はどうあればよいか」

◇河東二小「児童一人一人がめあてに向かって、意欲的に学習する指導はどうあればよいか」

◇河東三小「学ぶ意欲をもち、主体的に学習する子どもを育てる指導はどうあればよいか」

◇河東中「自らが学ぶ意欲を高めながら、生きた知識を身につけさせる指導はどうあればよいか」

本研究の大きな特色は、小・中の連携にあります。この研究を進めるための組織の一つに学力向上対策会議があります。これは、町教育委員会、各小中学校、近隣の高校の各代表者、さらには学識経験者から構成される会議で、年三回開催し、本研究全体の推進に対して、指導・助言する機関です。さらに、この研究を具体化していく組織がネットワーク委員会です。月一回の割合で開催し、研究計画部、研究実践部の二つの部に分かれ、研究を具体的に推進しています。

 

(学力向上対策会議)

(学力向上対策会議)

 

(合同授業研究会)

(合同授業研究会)

 

具体的な実践として、小・中・高連携による合同授業研究会を本年度は計六回開催し、授業の質的改善を図っています。特に第一年次である本年度は、児童・生徒の主体性や学ぶ意欲を高めることに重点をおき、研究を進めています。

また、朝や放課後を活用した日常的な活動として、漢字や計算ドリル、英単語テストを実施したり、図書館の積極的な利用を進めたりすることにより、主体的学習習慣の確立に努めています。

以上の実践の成果を把握するために、一月に学力診断テストを実施し児童・生徒の変容を調査することにしています。さらに、その成果と反省を生かして、二年次、三年次の研究を推進していくことにしています。

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。