教育福島0168号(1993年(H05)01月)-035page
わたしの学校・ぼくらの活動
グローバルスタディ21
会津坂下町立第一中学校
第二中学校
会津坂下町では、七月二十六日から八月一日まで、少年少女海外派遣事業(グローバルスタディ21)が実施され、町内の中学二・三年生二十五名が参加しました。
派遣先はカナダで、バンクーバー市においては二泊三日のホームスティも体験しました。
青白い色を放つ氷河、圧倒されそうなロッキーの山々など日本では見ることのできない大自然、そしてそこに住む人々のおおらかな生活などすべてが驚きと感動の連続でした。
自然環境、言語、価値観等の違う国での体験は、生徒の視野を広げ、自信をつける絶好の機会となったようです。ホームスティを終えた生徒の表情には一つのことを成し遂げた自信と満足感があり、この体験が今後の生活に生きるものと思います。
(コロンビア大氷河にて)
一輪車で体力つくり
高郷村立高郷第二小学校
体力つくりのために取り組んだ一輪車乗りは、今では、学校生活の中にいきづいています。
登校する間もなく、校庭は一輪草乗りの姿でいっぱいになります。
運動会や祖父母学級等で成果を発表します。サーカスやテレビなどでしか見られなかった一輪車をわが子や孫が乗り回す姿に、目を細め、感嘆の声をあげる人もいます。普通走行、バック、アイドリング、風車などの妙技は壮観です。わが子が上手に乗れるようにと、個人持ちの一輪車を購入する家庭も多くなりました。また、村の商工会主催のイベントに一輪車が賞品として登場することもあります。
業間体育では、たて割班による練習を取り入れ、学年を越えた児童相互の融和が図られています。
(一輪車で勢ぞろい)
めざせ!福島団体
〜なぎなた部〜
会津若松市立第五中学校
本校のなぎなた部は、六十三年度に同好会として発足し、その後人数も増え、平成二年度に創部。その年の活動が認められ次の年には県の強化指定を受けました。
なぎなたは特殊な競技のため、中学生の競技人口や指導者も少なく、練習は主に市内の中学生が合同で行っています。今年度は、選手強化のための合宿を多く取り入れ、競技力の向上を図ってきました。その結果夏休みに日本武道館で行われた全日本武道練成大会では五名が入賞を果たし、全国に手が届くところまでの力がついてきました。
指導者不足や練習場の確保など困難なことも多くありますが、部員は平成七年「ふくしま国体」で活躍できることを夢みて一生懸命頑張っています。
(なぎなた競技の試合)