教育福島0170号(1993年(H05)04月)-010page
・ 小・中学校においては教育課程運営改善のための講習会の実施、特色ある教育課程の編成・実施、豊かな自己実現に役立つ指導と評価の改善など、高等学校においては高等学校教育課程講習会の実施、新しいタイプの学科の在り方の研究、多様で適性に応じた教育課程の編成・実施など教育課程の改善充実に努めます。
なお、学校週五旧制に対応して、それぞれの学校や児童生徒の実態に応じた教育課程の編成・実施に努めるとともに、学習指導の一層の改善充実に努めます。
・ 小・中学校においては、基礎的、基本的な学習内容の定着及び個に応じた指導の在り方についての研究実践の推進、さらに、「小・中学校教育ネットワークプラン」事業による新しい学力観に立った学力の育成など自己教育力の育成と学力の向上に努めます。
また、高等学校においては、個に応じた指導法の確立を図るとともに、「学力向上ステップアッププラン」事業を実施するなど自己教育力の育成と学力の向上に努めます。
・ 学校におけるコンピュータ等の整備促進、ソフトウェアの研究開発や情報化に対応した研修の充実に努めるとともに、国際理解に関する指導事例集の作成や研修講座の開設及び教員の海外派遣研修機会の拡充など、情報化、国際化に対応した教育の改善充実に努めます。
・ 複式学級における効率的な授業の展開や個別指導の充実など、へき地教育の充実に努めます。
二 道徳教育・環境教育の充実に努めます。
・ 各種研修会の実施、道徳教育研究推進校の充実と研究成果の普及などにより道徳教育の充実に努めます。
・ 小・中学校においては各教科・道徳・特別活動の各領域における実践や自然教室の実施などを通じて自然愛護の大切さを理解させるとともに、高等学校においては、学校教育全体を通して人間と環境との係わりについて総合的な理解と認識を得させるなど環境教育の充実に努めます。
三 生徒指導・進路指導の充実に努めます。
・ 小・中学校においては適応指導教室の開設、登校拒否対策会議の充実、巡回面接教育相談の実施、高等学校においては、生徒一人一人の実態に応じ学校生活への目的意識を高める指導の充実による中途退学の未然防止など学校不適応対策の推進に努めます。
・ 中学校においては、すべての教員による計画的、組織的な進路指導を可能にする進路指導体制の確立、高等学校においては学力の向上を図るとともに、進路目標の早期確立ができるよう、有効な指導法を確立するなど進路指導の充実に努めます。
四 健康教育と学校体育の充実に努めます。
・ 学校保健安全関係職員の資質の向上、疾病・異常の早期発見、安全教育と安全管理の徹底、性に関する指導の充実など学校保健安全の充実に努めます。
・ 小・中学校における完全給食の普及拡大の促進、献立調理の工夫促進、食堂、ランチルームの整備など学校給食の充実に努めます。
・ 学校体育実技指導者講習会等による指導者の資質向上運動部指導の経験の浅い指導者を対象とした研修事業の実施など学校体育の充実に努めます。
五 教育機会の拡充と学校規模の適正化に努めます。
・ 小・中学校については、本校・分校の統廃合や過大規模校の分離新設の促進などによる学校規模の適正化に努めます。また、高等学校については、入学定員の適正化、学校・学科の適正規模化と適正配置に努めます。
男女共学の在り方について学校教育審議会の答申を尊重して検討を進めるとともに、四○入学級基準に沿った学級編制に努めます。
・ 生徒の多様な進路志向や地域・社会の要請などを踏まえ、単位制による課程の充実に努めます。
・ 選択制・類型制の拡充、聴講制度や一部科目履修制度の拡充など定時制・通信制教育の充実に努めます。
六 教職員の資質能力の向上と適正配置に努めます。
・ 教職員研修計画の見直し、環境教育講座の開設とともに、教育センターにおける研究機能の充実など教職員の研修の充実に努めます。
・ 人材確保のための広報活動を行うなど、優れた人材の確保に努めます。さらに、小学