教育福島0171号(1993年(H05)06月)-008page

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特集1

 

生徒指導の充実

積極的な生徒指導の推進  ----小・中学校教育----

生徒指導の充実を目指して ----高等学校教育----

 

積極的な生徒指導の推進

小・中学校

 

はじめに

福島県警の調べによれば、平成四年に県内で補導された非行少年は三千百八十七人で、前年に比べ、二百六十六人(七・七パーセント)減少したが(資料I参照)依然として楽観できない状況にあり、学校、家庭、地域社会の連携による青少年の健全育成の推進とともに、学校における生徒指導の一層の充実が求められる。

 

資料1 平成4年の少年非行

(県警本部防犯警ら部少年課調べ)

 

(注)▲は減少を示す。以下同じ

 

(注)▲は減少を示す。以下同じ

 

一 少年非行の特徴的傾向

 

本県における少年非行の特徴的傾向は次のようである。

○ 刑法犯少年は二千九百十一人で前年に比べ、百六十八人(五・五パーセント)減少し、平成元年度以降連続して減少している。(資料1参照)

○ 刑法犯少年のうち、小・中・高校生の非行が全体の八十一.○パーセントを占め、中・高校生が依然として非行の中心をなしている。(資料2参照)

なお、中学生が減少したのに対して高校生が増加している。

○万引きや自転車盗などの初発型非行は千八百八十六人で、前年に比べ、二百三十一人(十・九パーセント)減少したが、刑法犯少年全体の六十四・八パーセントを占め、非行の中心となっている。(資料3参照)

 

資料2 刑法犯少年の学識別構成

 

資料3 刑法犯少年の初発型非行の割合

 

資料3 刑法犯少年の初発型非行の割合

 

易に行われており集団化、常習化しやすく、本格的な非行への入り口となること

 

初発型非行は規範意識の乏しい少年によって容易に行われており集団化、常習化しやすく、本格的な非行への入り口となること

 

 

 


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