教育福島0171号(1993年(H05)06月)-012page

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資料2 学習態度の重点項目

○重点項目を「学習の約束」として教室に掲示し呼び掛ける。

○「発表の仕方」について、学期の努力重点事項を決めて掲示し、発表の際の参考にさせる。

「学習の約束」

・授業の準備をして、チャイム着席をする。・大きな声で返事・発表をする。

・何を学習するかを確認する

≪第2学期の努力事項≫

1.(先生の指名に対して)〜です。と思います。考え中です。わかりません等

2.(補 足)〜さんの言ったことにつけ加えます。

3.(質 間)〜君(さん)に聞きたいのですが…についてはどう思いますか。

4.(助 言)〜君(さん)はこうすれば良かった、なお良かったと思います。

 

イ、望ましい学習習慣を身につけさせる。

・生徒と教師が話し合い、「授業の基本的学習態度」を決定し、生徒学芸委員会が中心となり、自己評価のアンケート調査から学習態度の重点化を図り、全校生に呼び掛けた。(資料2参照)

・各教科毎に学習の手引き「道しるべ」を作成し、何のために学習し、将来どんな役に立つのかを強調したり、年間の学習内容一覧表を盛り込み、学習の見通しをもたせる等の工夫をした。

B領域(学級経営領域)

1) 研究のねらい

学級集団を通して、生徒が互いに心を通わせ、個を認め、励まし合うような生徒を育成する。

2)実践内容

ア、教室内の環境や施設を整備する。

・掲示物の配置、教室内の色彩や装飾等を工夫し、明るく和やかな雰囲気づくりに努めた。

・放課後の生徒の係活動を充実させ、整理整頓を呼び掛けた。

・生徒整美委員会が中心になり、清掃点検をし全校生へ呼びかけた。

イ、人間関係を調整し、改善する。

・一人一人役の学級組織を工夫し、学級全員に何らかの形でリーダーになれる機会を数多く与えた。

・道徳の時間において、効果的な発問や話し合い活動に重点を置き、価値の類型化によって生徒一人一人の内面の変化を図った。

・各学級における道徳指導計画を作成し、見通しをもって指導に当たった。

 

2 全校集団研究部

 

C領域(全校集会領域)

1) 研究のねらい

集団活動を通して、生徒に積極的な活動の機会を与え、集団の一員としての自覚を深めるとともに、意欲をもって活動できる生徒を育成する。

2)実践内容

ア、朝会の充実を図り、リーダーに発表の機会を数多く与え、発表力をつけさせ、自信をもたせるような指導をする。

イ、集会活動を充実させるために、発表やディスカッションの素地づくりをする。

 

し、授業や朝の出席確認において「〜君」や「〜さん」をつけての呼名をした。

 

・生徒一人一人の人格を尊重し、授業や朝の出席確認において「〜君」や「〜さん」をつけての呼名をした。

・帰りの学活において、週目標や個人目標の反省及び「一分間スピーチ」を実施したり、代表生徒の発表を練習したりする機会を与え、クラスの代表として自信を持たせるような指導をした。

ウ、生徒活動の時間を設定し、様々な集会活動の中でより多くの生徒に活動や発表の機会を与える。

工、全校生徒が一つのことをみんなで取り組める活動として、合唱集会を設け、一年から三年の縦割り練習を通して連帯感を育成する。

オ、集会の年間実践計画や集会指導案を作成し、全教師が共通理解をもって指導に当たる。(資料3参照)

D領域(日常生活指導領域)

1) 研究のねらい

基本的生活習慣に目を向けさせ実践できる生徒を育成する。

2)実践内容

ア、基本的生活習慣の実態調査の結果を生徒に知らせ、意識の一向揚を図る。

イ、自己を振り返る場を充実させるとともに、生徒理解に努め、内面的な向上を図る。(「生活の歩み」ノ

 

 

 


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