教育福島0172号(1993年(H05)07月)-035page

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※放し飼いができるスペースがあり、チャボ、ウサギ、モルモット等を飼育。

 

※放し飼いができるスペースがあり、チャボ、ウサギ、モルモット等を飼育。

4) 栽培施設

○なかよし学習園

○すくすくランド

※低学年だけでなく三年生以上でも栽培活動を行う。

五、活動実践例

(一) 「たくさんなあれ」<二年生>(総時数 十三時間)

〜活動のまとまり2)〜

<やさいのとりいれをしよう>(8/13〜11/13)

(二) 期待する子どもの姿

「自分たちの手で育てた野菜を収穫し、収穫の喜びを味わいながら、野菜パーティーを行う。」

(三) 活動の実際(資料参照)

六、研究の結果

(一) 活動のきっかけの工夫について(略)

(二) 児童一人一人の思いや願いを生かす活動の構成と工夫について

○活動時間を十分確保することにより子どもの発想が広がった。

○「活動プラン」を弾力的に扱うようにしたので、子供は「自分の考えたことがやれる」という気持ちに支えられ、学習活動がどんどん広がっていった。

○一人一人に自由に活動させても、友達との関わりの中で活動していくことがわかった。

○「やりたい」というだけでなく自分で実際にやれるかどうかの見通しを持たせた上で活動を認めるようにしたところ、子どもの手で可能なものに絞られていった。

○飼育・栽培活動では、「自分の〜」という気持ちが持てるような手だてを工夫したので、世話をしている動物や植物に対して愛情を持って世話をするようになった。(略)

(三) 教師の援助・支援について

○お城山全体を活動エリアにしたり、川の中で活動したり、交通量の多い地域で活動したりする場合はティーム・ティーチングを組んで援助・支援にあたったので、自然や地域の人々に対しても、より積極的に関わっていこうとする姿が多く見られるようになった。

(四) 学習活動を支える環境の整備(略)

七、今後の課題

(一) 共感的な立場に立った子ども一人一人のよさの把握と援助・支援のあり方

(二) 学級の独自性を生かした活動プランの作成

(三) 子どもの認識を深めるための一人一人のよさを生かす学習活動の構成

 

 

 


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