教育福島0173号(1993年(H05)09月)-047page

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県学校給食調理コンクール開催される

 

県学校給食調理コンクールは、学校給食の食事内容の充実を図り、学校栄養職員と調理員の調理技術の研鑽と意識の高揚に資するため、毎年実施されています。

今年度も、八月十八日(水)に県学校給食会において開催され、各教育事務所管内から選ばれた七チームが鮭の切り身を使う課題献立と、地域的特色を生かした米飯給食で、一食二百二十円以下で作る自由献立について時間内に調理しました。

出来上がった作品は、どれも素晴らしいものでしたが、味・栄養のバランスはもちろん、材料や調理の工夫、盛り付け、衛生面などについて総合的に審査されました。受賞された団体は次のとおりです。

○ 文部省体育局長賞(課題献立最優秀賞)

いわき市立田人学校給食共同調理場

○ 日本体育・学校健康センター理事長賞(自由献立最優秀賞)

会津若松市立城南小学校

○ 福島県教育委員会教育長賞(準優秀賞)

鮫川村学校給食センター

○ (財)福島県学校給食会会長賞

福島市立北部学校給食センター

三春町立三春小学校

檜枝岐村立檜枝岐小中学校

川内村立川内中学校

 

チャイム

 

ささやかなボランティア

酒井徳子

 

南、新潟県に境を接し国道二五二号線と、JR只見線が通っている山峡の町です。

 

「緑と水と心のふるさと只見」ここ只見町は福島県の西南、新潟県に境を接し国道二五二号線と、JR只見線が通っている山峡の町です。

さて、只見公民館では、地域のみなさんの要望から平成四年度に「山野草いけ花教室」を開講しました。それまでは花材を会津若松市から購入しておりました。

しかし、こんなに身近に豊富に自生する山野草を、いけ花の素材として見直そう、と先生方の協力のもと回を重ね、晩秋の町文化祭にはその成果を発表することができました。

そこで、今年度は自主グループとしてひとり歩きできるように、と当初運営委員会を開いたところ委員の一人から「地域にわたしたちができるボランティアを-。」という提案が出されました。私は予想外のこの提案に内心"しめたっ"とこおどりし、今年度のねらいをそこに据えようとみんなで話し合いました。

やがてJR只見駅の待合室にグループの作品が飾られ、ささやかなボランテイアが二十二名の会員の当番制によって、生きいきと活動をはじめました。

ともあれ、個人ではとてもできないこともグループみんなで力を合わせ、只見町の唯一の玄関口に心をこめた一杯の花を置くことにより、自他ともになごみ、心に響かうものがあるとしたら、とても楽しいことに思えるこのごろなのです。

(只見町只見公民館主査)

 

 

 

 

 


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