教育福島0175号(1993年(H05)11月)-049page
県立美術館企画展案内
「アール・デコの世界」
モダン都市のファッションとデザイン
会期●1994年1月15日(土)〜3月13日(日)
会場●県立美術館
1920年代は、こんにちの都市文化が誕生した時代です。自動車、電化製品が街にあふれ、女性たちは“モダン”なファッションに身を包み、社会に進出していったのです。
この時期のパリに花開いた装飾美術様式が「アール・デコ」です。19世紀末に流行したアール・ヌーヴォーの曲線主体のデザインとは対照的に、直線を主体とした幾何学的な構成、原色を多用したデザインからは、時代のスピードとモダンな都市生活の息吹を感じとることができます。
この展覧会では、こうしたアール・デコの魅力を、ファッション・デザインを中心に、ポスター、家具、ガラス、アクセサリーなど約400点の作品からさぐっていきます。
◆ギャラリートーク=1月2日金10:30より企画展示室にて
▲シャンヌ・ランヴァン「シルク・ぺ一バー・タフタのデイ・ドレス」1911年
▲「プラスティック・バッグ」(1940代)
▲ルネ・ラリック「2人の女性」1926年
▲ジョルジュ・バルビエ「ファルバラ・工・ファンファルリュシュ」より冬 1925年