教育福島0176号(1994年(H06)01月)-038page
ふくしま国体に向けて、
◆冬季(スキ−・スケ−ト・アイスホッケ−)競技の強化を目指して◆
第四十九回国民体育大会冬季大会スケート・アイスホッケー競技会が、平成六年一月二十六日から群馬県伊香保町と前橋市において、スキー競技会は、二月十五日から宮城県鳴子町において開催されます。
また、中学校・高等学校体育大会のスキー大会、スケート大会、アイスホッケー大会等が一、二月に集中して開催されます。
本県は、第四十九回国体のブロック予選会である東北総体において、成年男子アイスホッケーチームが優勝を果たすなど幸先のよいスタートを切りました。
今回は、これらの大会で好成績を収めるため、強化合宿等に真剣に取り組んでいる姿を紹介します。
◆スケート競技強化練習会◆
スケート(スピード)競技は、郡山市熱海町にある郡山スケート場で合同練習会を実施して強化を図っています。
選手は、県北地区の山木屋中学校、福島工業高校、福島商業高校、福島西女子高校、聖光学院高校、県中地区の熱海中学校、郡山北工業高校、郡山女子高校の各校に分散しており、授業終了後に毎日数時間かけて郡山スケート場に集合して練習をしています。
国体はもちろん、全国中学校大会、高等学校大会においても好成績を収めることができるよう懸命に頑張っています。
郡山北工業高等学校教諭
菊池由喜男
◆インターハイ出場を目指して◆
=郡山北工業高等学校アイスホッケー部=
本県の高等学校におけるアイスホッケー競技は、郡山北工業高等学校と日大東北高等学校の二校で実施しています。
平城一年一月十七日から郡山市で開催される全国高等学校アイスホッケー選手権大会において好成績を収めるため、両校で競い合って練習に励んでいます。
郡山北工業高等学校教諭
渡邊毅郎
◆国体入賞を目指して◆
=スキー競技強化合宿=
本県のジャンプ、コンパインド陣(成年)は、シーズン前の早い時期に雪上でのジャンプトレーニング及びクロスカントリーの走り込みを行うため、去年の十一月下旬に約二週間、北欧フィンランドで強化合宿を実施しました。
現地の練習場は、ジャンプ、クロカンともナイター設備が完備され、バーンも整備されており、一日に午前、午後、夜間の三回の練習を行うことができました。今回の合宿は、国内での二、三シーズン分に相当する練習量をこなすことができ効果があがりました。
来月に迫った第四十九回国体はもちろん、「ふくしま国体」においても上位入賞を果たすために、今後も監督・選手が一丸となり前進していきたいと思っております。
郡山商業高等学校教諭
喜多見薫