教育福島0176号(1994年(H06)01月)-039page

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福島県教育委員会

 

福島県教育委員会

 

県教育委員長に大和郭二氏

 

職務代選者には二瓶義春委員

 

 

新教育委員長の大和郭二氏

新教育委員長の大和郭二氏

 

県教育委員会は十月十八日一月)、午前十時三十分より県庁の教育委員室で十月の定例教育委員会を開き、小口潔子教育委員長の任期満了に伴う後任委員長の選挙と委員長職務代理者の指定を行いました。新しい委員長に大和郭二氏、また委員長職務代理者には二瓶義春氏が決まりました。

新教育委員長の大和郭二氏は、福島市の出身で、六十九歳、現在は会社の相談役として活躍しておられます。県教育委員には、昭和六十二年に就任され、現在二期目です。その間、平成元年十月二十四日から平成二年十月二十三日まで委員長を務められ、今回で二期目となります。

なお、委員長の任期は平成五年十月十九日から平成六年十月十八日までです。

委員長職務代理者の二瓶義春氏は会津坂下町出身で六十九歳、平成四年十月に就任なされました。

 

初瀬行雄教育委員がご退任

後任には吉田彌氏

 

昭和五十六年十二月二十四日に就任以来三期十二年にわたって本県教育委員を務められた初瀬行雄氏(郡山市)が十二月二十三日の任期満了に伴って退任されました。初瀬氏はこの間、昭和六十年一月からと六十三年十月から、二度にわたり委員長の要職で活躍され、本県教育の発展に大きな業績を残されました。

平成五年七月には、地方教育行政において多年にわたり発展に尽力された功績が讃えられ、「地方教育功労者」として文部大臣表彰を受賞されております。

 

退任された初瀬行雄氏

退任された初瀬行雄氏

 

新教育委員の吉田 彌氏

新教育委員の吉田 彌氏

 

初瀬行雄氏の後任には、吉田彌氏が十二月二十一日の県議会の同意を得て、県知事より任命され、十二月二十四日付けで就任されました。

吉田氏は須賀川市出身で、福島県立安積高等学校長を退職後、須賀川市立博物館長、須賀川市教育委員会委員を歴任されました。

記者会見に臨んだ吉田委員は、今後の抱負について教職経験四十年を静かに思い起こす口調で、「教育は知識を育てるのみではない……。小・中・高校のすべての子どもたちに感動体験を持って欲しいと常に心に抱いてきた。感動こそ将来に大きくつながっていくのだから……。最近、若者が目先の成果にこだわりすぎているように思えてならない。高校時代に、将来において自分が何をなすべきかをじっくりと考えてもらいたい。」と語られました。

なお、県教育委員の方々は次のとおりです。

 

委員長 大和郭二

委員 (委員長職務代理者) 二瓶義春

委員 吉田彌 子口潔子 阿部乙之

 

 

 

 

 


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