教育福島0176号(1994年(H06)01月)-040page

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平成5年

 

ふくしまの教育

 

ハイライト

 

県教育委員会は、新世紀に向けて策定された長期総合教育計画の「明るく個性豊かな人間の育成」を基本目標に、教育、文化、体育・スポーツをはじめとする諸施策を積極的に進めて来ました。

平成五年にあった様々な事柄の中から主なものを取り上げ、「ふくしまの教育ハイライト」としてまとめてみました。

なお、選出した十二の項目については特に順位はつけておりません。

 

中学における進路指導の適正化

・高校入試の改善が図られる

〜個性を生かす進路現実を目指して〜

 

業者テストの廃止に伴い、これまでの偏差値に大きく依存した指導の在り方を改め、中学校三年間の生活を幅広くとらえた、総合的な判断に基づく適切な進路指導がなされるよう、中学校の教員を対象に進路指導資料が作成配布され、進路指導講習会が開催されるなど、その適正化が図られた。

また、来春の高等学校入学者選抜については、中学校で学ぶ生徒の個性を尊重するという新しい教育を実現するために、

1)すべての高等学校において推薦選抜を行う。

2)調査書において教科の成績に偏らず、特別活動を一層重視する。などの改善が図られた。

 

第四十八回国体で

男女総合成績二十位に躍進

〜東北総合体育大会は総合優勝〜

 

香川・徳島の両県で開催された第四十八回国民体育大会(東四国大会)では、山岳・ウェイトリフティング・レスリング・陸上競技等での活躍により、男女総合成績で昨年の三十一位から二十位に躍進した。

また、第二十回東北総合体育大会は、八月二十日から二十二日までをメイン期日として本県各会場で三十七競技に熱戦を展開した。本県勢は、過去最高の十二競技に優勝し、十年振り二回目の総合優勝を果たした。

 

「合唱王国福島」全国に響く〜安女が文部大臣奨励賞、福高・会女は銀賞受賞〜

 

第46回全日本合唱コンクール全国大会が、十」月十九日に大阪フェスティバルホールで開催され、安積女子高等学校合唱部は、高校の部において十四年連続十五回目の金賞の栄誉に輝き、併せて金賞の中でも最高位である文部大臣奨励賞を受賞した。また、会津女子高等学校合唱部と福島高等学校合唱部は銀賞を受賞し、「合唱王国福島」の名を全国に響かせた。

 

高校教育の改革すすむ

〜いわき光洋高校開校、来春猪苗代高校に国際観光科・富岡高校は男女共学に〜

 

今春、生徒の個性を尊重し、二十一世紀に自分の力でたくましく生きる生徒の育成を目指す、わが国初の全日制単位制高校、県立いわき光洋高等学校が開校した。

また、県学校教育審議会の答申(平成五年六月十五日)を踏まえて、来春より観光に関する総合的な知識を持ち、観光産業部門で活躍できる人材の育成を目指して猪苗代高等学校に国際観光科を新設、さらに男女共同参画型社会が一層進行する中で、学校教育の基本的な在り方として富岡高等学校が男女共学校となることが決定した。

 

学校週五日制が定着

〜「3Fデ−」街頭キャンぺ−ンを実施〜

 

学校週五日制が実施されて一年が経過した。この間、学校、家庭、地域社会の連携の下で、社会教育施設、地域団体等による対応事業や八養護学校をはじめとする学校開放事業が積極的に実施され、子どもたちが様々な活動に参加し、豊かな経験を通して、休日を有意義に過ごすことができるようになるなど学校週五日制が定着した。

また、学校週五日制実施を契機に設定された「ふくしま・フレッシュ・ふれあいデー」(毎月第二土曜日3Fデー)の普及事業として、本

 

 

 


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