教育福島0176号(1994年(H06)01月)-041page

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年は、家族、地域の人々、自然、文化・スポーツとのふれあいを深めることをテーマに、県内四地区で広報キャラバンと街頭キャンペーンを行った。

 

「ふくしま文化のふる里一〇〇選」を選定

〜“文学のふる里ふくしま”をアピ−ル〜

 

県内各地の文学ゆかりの地から「ふくしま文学のふる里一〇〇選」が七月二十八日に選定された。この事業は平成四年度から実施してきたもので、県民の文学への関心を高め、かつ福島県のイメージづくりを行うものである。

また、選定された作品・ゆかりの地・作家をわかりやすく解説編集したマップを発刊する。今後、教育現場や市町村の文化振興に役立つものになることが期待されている。

 

「第一回日・韓・中ジュニア交流競技会」本県で開催

〜アジア近隣諸国とのスポ−ツ交流〜

 

第一回の日本・韓国・中国の三ヵ国によるジュニア交流競技会が八月二十六日から五日間の日程で郡山、須賀川の両市を会場に六四七名の役員選手が参加して、開催された。三ヵ国の代表選手に開催県として本県選手も加わり、陸上競技・卓球・テニス・ソフトテニス・サッカー・ラグビー・バスケットボール・ハンドボール・バドミントンの全種目で熱戦が展開され、競技を通じ国境を越えて友好親善が図られた。

韓国選手団は福島空港からのチャーター機で、中国選手団は成田空港から、福島県での様々な思い出を胸に離日した。

 

登校拒否問題に積極的対応

〜巡回面接相談・適応指導教室〜

 

登校拒否に対する総合的対策を講ずるため、「学校適応サポートプラン」事業に新たに「巡回面接相談」事業を起こし、教育相談を必要としている学校や教員に対して、巡回面接教育相談員が訪問を行い、登校拒否児童生徒への対応の仕方の相談等にあたっている。

また、教育センター内に適応指導教室一HFTクラブ一を開設し、学校に行けない児童生徒を週三回来所させ、カウンセリングを中心とする個別的援助や適応指導を行ってきた。少人数ではあるが、通学し始めるなど事業の成果が表れつつある。

 

「いきいきふれあいフェスティバル」開催

〜多くの人々が身体障害児と楽しく活動〜

 

心身障害児の社会参加・自立を目指す学習の成果を発表するとともに、地域に開かれた養護学校とするため、本年より新しく実施した事業である。

地域の人々や高校生、ボランティア団体、保護者等多くの人々の参加を得て心身障害児との楽しく、手を取り合っての活動が行われ、心身障害児に対する理解が深められた。

 

県文化功労賞に三本杉國雄

佐藤浩の両氏

〜一月三日に教育関係者表彰式〜

 

本県の教育・文化の振興と発展に多大な貢献のあった三本杉國雄氏「体育部門・社会体育領域」一福島市)、佐藤浩氏「芸術部門・文化活動領域」(郡山市)の両氏が県文化功労賞の栄誉に輝いた。

文化の日に県文化センターで行われた表彰式では、文化功労賞受賞の両氏をはじめ、教育・文化関係功労者三一名、永年勤続表彰者五九三名、県文学賞受賞者二四名の方々と、文化功績顕著な十四団体施設が晴れの表彰を受けた。

 

(財)教職員互助会が創立

四十周年を迎える

〜記念式典を盛会裡に挙行〜

 

教職員の相互共済と福利増進を目的に設立された(財)福島県教職員互助会は、創立四十周年を迎えた。

これを記念して十月二十日に記念式典を挙行したほか、海外研修旅行(中国・オーストラリア)、講演会一池田満寿夫他)などの事業を実施した。

 

教育委員会新体制整う

〜教育委員長に大和氏、教育委員会には吉田氏〜

 

十月、小口潔子教育委員長の任期満了に伴い、大和郭二教育委員が教育委員長に選出された。また、十二月には昭和五十六年以来、三期十二年にわたり教育委員を務められた初瀬行雄委員(委員長職務代理者)に代わり、須賀川市教育委員会委員の吉田彌氏が就任し、県教育委員会の新しい体制が整った。

なお、六月に出納長に就任された渡辺忠男教育長の後任に、総務部長等の要職を歴任した新妻威男理事(会津大学担当)が就任した。

 

 

 


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