教育福島0176号(1994年(H06)01月)-047page

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できるようにと奮闘中です。

わが校は、白河市の中心部にあるため、子どもたちは、自然とふれあう機会をなかなか作りり出せません。中庭での活動は、そんな子どもたちにとって、豊かな人間性を培うためのとても大切なものとなっています。

 

明るく心豊かでたくましい生徒の育成

 

鮫川村立鮫川中学校

 

本校は、文部省より生徒指導総合推進校の指定を受けています。「生徒の主体性と社会性を育てる生徒指導の在り方」を研究主題に掲げ、生徒が自分で考え、判断し、実行する能力の育成を、授業を中心に学校教育活動全体を通して推進しています。

研究推進に当たっては、「教師が変われば生徒が変わる。」という視点に立ち、教師自らの意識の変革を図り、教師と生徒の望ましい人間関係の育成や教師の率先垂範及び生徒との心の交流を重視して、明るく心豊かでたくましい、キラリと光る生徒の育成を目指しています。

毎日の学校生活では、元気な挨拶が交わされ、共感的な人間関係のある学級の中で、新しい学力観に立った各教科の学習・生徒を主役とする学校行事・自分の村への奉仕を目的とする「ふるさとの時間」等が営まれています。また、地域との連携も十分図られ、村内文化財の強滝太鼓参加や村内各種行事(小学校の運動会・方部対抗駅伝等)への参加も好ましい影響の一つとなり、生徒は学校と地域において、自信を持って行動するようになっています。

二年間の研究の成果から、校則の全面改正・自学自習の「学習の手引」の完成・生徒会主催の朝の会等生徒の自己指導能力が育ってきています。

今後も、個々の生徒が自ら考え、判断し、正しく責任ある行動ができ、さらに明るく、心豊かでたくましい鮫川中学校生徒の育成を目指し、なお一層の努力をしていきたいと思います。

 

村民総参加のスポ−ツ活動をめざして

 

西郷村教育委員会

 

本村教育委員会は、平成五年度の重点施策の一つに「活力に満ちた生活をめざす体育・スポーツの振興」を取りあげ、体育・スポーツ団体の育成強化に努めております。

本村の体育・スポーツ団体の一つに体育協会があり、昭和三十四年発足以来会長を中心に組織的、計画的に特色ある活動を推進しています。

主な活動を紹介しますと、村民登山大会、村内一周駅伝大会、西の郷ロードレース大会、村民水泳大会、村民スキー大会等々です。

特に村内一周駅伝大会は、発足以来今年度で三十五回を迎え、小中学校、一般を合わせて四十八チーム約六〇〇名の選手が一二区間、約三十キロメートルの距離を一本のタスキに心をつなぎ、強い精神力と連帯感をもって競い合う姿は、沿道で応援する村民に感動を与えています。また、赤面山の広大な自然環境の中で行われる村民登山大会は、年々参加者が増え、コミュニケーションの輪が広がってきております。

今回本村体育協会は、特色ある活動が認められ、晴れの文部大臣表彰を受けました。これを契機に村民だれもが生涯を通して、健康で明るい生活が送れるよう行政、指導者、参加者が一丸となって取り組み“スポーツの村西郷”をさらに発展させるべく努力していく考えでおります。

 

ウサギの世話をする子供たち

ウサギの世話をする子供たち

 

ふれあいを通して心豊かな生徒に

ふれあいを通して心豊かな生徒に

 

村内一周駅伝大会のスタート

村内一周駅伝大会のスタート

 

 

 

 


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