教育福島0177号(1994年(H06)02月)-024page
最後に考えなければならないことはプログラムである。スポーツ環境が整備されても、多くの人達が参加することができなくては何の意味もない。みんなが健康を考え、スポーツの楽しさ、厳しさが伝わる企画が必要である。施設・人材・プログラムをサービスすることが国体終了時の急務であると思う。
人生わずかに五十年の時代は遥か彼方に流れ、七十・八十年の時代に変容している現代、自分の健康は自分で考え、育んでいくことが大事である。
国体後に何が起こっていくのかをふと思い浮かべた時、不安もあるが、大いに楽しみでもある。
今夜も心を引き締めて、静かに杯を手にしながら考えてみたい。
(県立福島高等学校教諭)
あぶくま養護学校(仮称)開校間近!
現在、県教育委員会では、郡山市中田町に本年四月一日開校を目指し校舎建設(第一期工事)を進めており、三月には、竣工の予定です。
この学校は、精神発達に遅れのあるお子さんが通学しながら、学習する通学制精神薄弱養護学校であり、県立としては、いわき養護学校、会津養護学校に次いで3校目となります。
◇所在地
郡山市中田町赤沼字杉並一三九番地
◇設置学部
平成六年度 小学部・中学部
なお、平成八年度には、高等部が設置される予定です。
◇校舎
鉄筋コンクリート2階建て
丸屋根や淡い色の壁面を採用し、明るく落ち着いた雰囲気を漂わせるとともに、校舎の各部に障害のある子どもたちにやさしい施設・設備(スロープ、エレベータ、水治訓練室等)が整えられます。
◇通学区城
県中地区一円
建設が進むあぶくま養護学校!
◇スクールバス
運行時間は、児童生徒の疲労度等を考え、一時間程度とします。
問い合わせ先
県中養護学校準備室(県立郡山養護学校内)
TEL〇二四九(六一)九九四五
校名「あぶくま養護学校」に決定!
昨年の十一月一日〜二十日まで行われた県中養護学校(仮称)の校名募集に対して、県内各地から多数の作品が寄せられました。応募総件数は、二百四十八件にものぼり、養護学校関係者だけでなく、高校生など地域の人たちからの応募も数多くありました。寄せられた作品の校名を見ますと、子どもたちが明るく、のびのびと学習して、夢と希望を持って生活してほしい等の願いが込められたものばかりでした。
昨年十二月、校名選定委員会が開かれ、「明るくて楽しいイメージ」などの視点から校名候補作品十点が選ばれました。そして、本年一月の定例教育委員会において審議され、校名を「あぶくま養護学校」とすることが承認されました。
なお、一月十九日に表彰式が行われ、「あぶくま養護学校」と応募した次の十一人に教育長から賞状と記念品が手渡されました。(敬称略)
遠藤隆一、大方秀晃、小池舜哉、吉田和寿(郡山市)、小檜山裕之、鈴木精、渋川治一(会津若松市)、佐藤由美、渡邊昭平、冬川喜一郎(いわき市)、佐藤尚子(鏡石町)