教育福島0179号(1994年(H06)06月)-014page
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3 特別活動部会
(1) 研究のねらい
生徒一人一人が主役となる活動を通し、集団の甘貝としてよりよい生活を築こうとする自主的・実践的な生徒の育成
(2) 実践内容
1) 学級活動(学級づくり)
ア 学級活動の授業をより充実させるため、小集団活動を有効に活用し、個々の生徒の所属感・連帯感が感得できるよう工夫をした。
イ 一日の生活のめあてや生活の反省、さらには「私の思うこと」などの内容を取り入れた班ノートを活用し、教師と生徒及び生徒相互の望ましい人間関係の育成に努めた。
ウ 班ノートを利用した短学活を進めるとともに、曜日ごとに学級独自の生徒活動を取り入れて、生き生きとした活動を行った。(資料4)
資料4 短学活における生徒活動
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2) 生徒会活動
ア 生徒会活動への関心を高めるため、生徒会発足以来初めての生徒会規約の見直しを行った。
イ 生活委員会によるあいさつ運動の推進など、全校生一人一役の専門委員会の充実に努めた。
ウ 生徒が自信を持って、発表や活動ができるよう、事前指導に重点をおいて指導にあたった。
3) 体験的活動
ア 創意の時間の活動として「ふるさとの時間」を設け、ふるさと鮫川とふれあう活動を実施した。
イ 朝の会をはじめ、全校集会の中に生徒の活動を取り入れ、生徒の表現力の育成に努めた。
ウ 生徒の手による校舎の壁塗りや朝の玄関、昇降口の清掃など、愛校活動に力を入れた。
4 家庭地域連携部会
(1) 研究のねらい
家庭及び地域社会に対し関心を持ち、その中で、自らの役割を遂行できる生徒の育成
(2) 実践内容
1) 地域社会の諸行事への積極的な参加の奨励及び活動
ア 学級・学年だより、教育委員会速報などを通して、学校・地域の行事などに関心を持つようにした。
イ 生徒自らも新聞づくり、学級だよりの記事の作成などに参加するようにした。
ウ 保護者の活動として、学校での家庭教育学級を新設し、保護者との信頼関係の確立を努めた。
2) 家庭、地域における生徒自身の役割の自覚
ア 「ふるさとの時間」では、老人との交流、幼稚園訪問、公共物の清掃など地域に貢献できるようにした。
イ 本村の伝統的民俗芸能の一つである「強滝太鼓」に中学生も参加することにより、文化の継承と地域の人々との交流を図った。
3) 学校・社会行事での生徒の感想などの記録の累積、及び変容の確認
ア 学校祭や駅伝大会などの機会を通して、生徒が作文を書き、自分自身を見つめる場とするとともに、自己表現力を高めるようにした。
イ 「生徒体験作文集」を作成し、生徒の内面的な理解に努めた。
5 調査記録部会
(1) 研究のねらい
本研究におけるすべての記録の累積を図り、研究の評価を教師・生徒の両面から行い、研究推進に役立てる。
(2) 実践内容
1) 写真・VTR・作文など、記録の累積を図った。
2) 定期的に生徒のアンケート調査を行い、生徒の意識の変容を明らかにした。
ア 平成四年度……十一月・三月
イ 平成五年度………五月・九月
3) 生徒のアンケート調査結果を綿密に分析し、生徒理解に努めるとともに研究の評価及び研究推進に役立てた。(資料5参照)
4) 本校職員及び研究公開時の参観者のアンケート調査を実施し、それを分析することにより、以後の研究に生かしていった。
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公開当日の授業風景
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