教育福島0179号(1994年(H06)06月)-020page

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の各委員会で一回一一〇分の特設ホームルームを各六回実施した。テーマは次のとおりであった。

1) 人間委員会

・人間が豊かとは

・宇宙に求める人間の課題

・修学旅行への人間的な関わり

・人間としての在り方生き方について考える

2)世界委員会

・自分たちにできる身近なこと

・世界を意識できる体験,

・「競争から連帯へ」世界観を育成する

3)地球委員会

・Ecocide

(人間活動と地球環境・地球環境の現状)

・Economy or Ecology

(経済成長か環境保護か…自然観、価値観の転換)

・Think globally Act locally

(日常生活の場での実践)生活の場での実践)

 

地域懇談会のようす

地域懇談会のようす

 

(4) 講演会

それぞれの委員会では生徒が「在り方生き方」を考察するのに最も効果的と考えられる講演会を実施した。

1)人間委員会

詩人・哲学者・本校校歌作詞者

宗左近氏

題『宇宙に求める人間の課題』

平成五年八月三十日

(講演会後、生徒たちとの懇談会を開催した)

2)世界委員会 サッカー解説者(元オリンピック選手)松本育夫氏

題『人生へのチャレンジ』

平成五年八月二十七日

3)地球委員会

作家・ムツゴロウ王国

畑正憲氏

題『ムヅゴロウ大いに語る』

平成五年十一月五日

4)運営委員会

日本骨髄バンク理事

大谷貴子氏

題『ひとすじの光を求めて』

平成六年三月五日

 

宗 左近氏の講演会

宗 左近氏の講演会

 

(5)特別活動

1)生徒会活動

生徒会では、本部として各種の学校行事を開催し、専門委員会ではそれぞれに「在り方生き方」に関わる実践を行った。

・新聞委員会

第十号は「特集=高まろう宇宙の奥の宇宙まで=広げよう」との大見出しで研究指定校として様々な行事や催しを実践することを知らせた。

地域懇談会が開かれたのは、七月十三日である。この会には各クラス代表など生徒が約三十五名参加した。生徒全員にその内容を知らせるために、話された内容を書き起こし、号外として発行した。八月三十日は宗左近先生の講演会が開かれ、その後、講師と生徒代表による座談会が持たれた。これも号外として書き起こして全校生に内容も知らせた。第三回目は文化祭の前に開催したが、もう一度文化祭の意味を問い直して、準備に専念するようにとのねらいであった。定期の第十一号は、指定研究の成果発表会の日に発行した。「在り方生き方」について改めて考えさせようとした内容のものである。

・交通安全委員会

『人間としての在り方生き方』その前提となるのが、今生きていることである。その生きていようとすることを否定するものの一つに、交通事故があげられる。生命の尊さを思うとき、交通安全の意識の高まりが必要となる。交通安全委員会としての任務の力点を各生徒への意識の改革などを徹底することに置いた。学校祭では、一つのコーナーを設け生徒の自転車安全に関しての意識の高揚を図った。内容には、本校の事故の形態をまとめたもの、アンケート結果の展示、通学路の危険箇所の表示などが展示された。

2)清陵祭(学校祭)

生徒会が主催する三年に一度の学校祭は、十月三十日出から三十一日(日)の一般公開を含めて3日間開かれた。清陵祭のメインテーマが『「CA

 

 

 

 


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