教育福島0180号(1994年(H06)07月)-034page

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教育センターから

 

児童生徒の創造性を高めるための教材開発(第2年次)

−体験的な活動を重視して−

科学技術教育部

 

科学技術教育部では平成四・五年度の二ヵ年度にわたり「児童生徒の創造性を高めるための教材開発」という主題で研究を行いました。その第二年次研究の概要を紹介します。

 

一 研究の概要

この研究は、小学校理科と中学校技術・家庭で、現行学習指導要領になって新しく取り上げられた内容、取り扱いが変わった内容などについて、児童生徒の創造的な能力や態度を高めるために、体験的な活動を重視した教材の開発を目的としたものです。第二年次は、技術・家庭に新設された「情報基礎」領域を新しく研究対象に加え、教材の開発を継続するとともに、開発した教材のいくつかについて、実際に授業で試行し、教材の効果や改善点を調べ、教材の改良を行いました。

 

二 第二年次に開発した教材

◎は授業で試行した教材

〈小学校理科〉

○ 骨と筋肉のモデル(三年)

○ シミュレーションによる昆虫の学習(三年)

◎ 上皿てんびんづくり(四年、第一年次からの継続)

◎ 重さを体感できる胎児モデル(五年)

〇 めもり付きスライドガラス(五年)

○ パソコンを用いた地球の動きと太陽の見え方のシミュレーション(五年)

○ 土の中の動物を調べる装置(六年)

◎ はりつけ法による地層モデルづくり(六年)

○ 地下ボーリングモデル(六年)

〈中学校技術・家庭〉

◎ 栄養バランス君(一年)

○ 食品模型(一年)

◎ BASIC言語学習支援ソフトウェア(三年)

◎ アンケートを集計して報告書を作ろう(三年)

これらのうち授業で試行した教材のいくつかを紹介します。

(1) 重さを体感できる胎児モデル

 

胎児モデルを腹部につけて横たわっている児童

胎児モデルを腹部につけて横たわっている児童

 

 

 


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