教育福島0180号(1994年(H06)07月)-040page

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教育事務所発

 

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

相双教育事務所

〒970原町市錦町一丁目30番地

TEL(0244)26−1314

 

、各学校では、新しい教育の創造に向けて、さまざまな取り組みをしています。

 

管内の各教育委員会、各学校では、新しい教育の創造に向けて、さまざまな取り組みをしています。

そのなかでも今回は、姉妹都市交流を行っている教育委員会、特色のある教育活動を展開している園や学校について紹介します。

 

充実した姉妹都市交流の推進

相馬市教育委員会

 

相馬市は、昭和五十二年以来、歴史的に結びつきの深い千葉県流山市、北海道の大樹町、豊頃町の一市二町と姉妹都市の盟約を結び、教育、文化、産業などさまざまな面での親善交流を積極的に進めています。

特に、友好と親善を図るために児童や教職員・老人クラブや婦人団体等の人たちを相互に派遣し合い、交流を深めています。

そのなかでも、野球、サッカー、剣道を中心としたスポーツ少年団は、流山市のスポーツ少年団と毎年親善試合や交歓会を行い、親睦と友好を深めています。また、団員の保護者との交流も行われ、青少年健全育成の問題などについて、活発に意見交換をしてきました。

流山市は、相馬市との姉妹都市交流の拠点として、相馬市赤木に流山市民ふれあいセンター「相馬ユートピア」を平成二年に完成させ、林間学園施設として活用を図ったり、相馬市民にも広く開放したりして、交流の場としての大きな役割を果たしています。

一方、北海道の大樹町、豊頃町との交流では、相馬市内の小学生の代表を文化交流親善使節として派遣し、十勝地方の雄大な自然の中で、地元小学生との交歓会や日本一広い大根畑での収穫作業など、体験学習を通して、両町の産業や文化について見聞を広めるなど、ふだんとは一味違った学習を展開しています。

今後は、心の結びつきがさらに深まる交流の在り方などについて検討して、各姉妹都市のよさについて一層理解を深めるとともに、相馬市のすばらしさを広く伝えていきたいと考えています。

 

大自然の中で、はつらつと。

大自然の中で、はつらつと。

 

自分の思いを表現できる子どもを目指して

原町市立石神第二幼稚園

 

「おはようございます。」とていねいにあいさつをする子。「先生、お手紙あげる。」と家で作ってきた折り紙や絵を手渡す子。「せんせ−、おはよ!!」とあいさつもそこそこに部屋へかけこむ子など。次々に登園してくる園児たちの元気のよい声が園舎いっぱいに広がり、幼稚園の一日が始まります。

五月十一日、バスでいちご狩り遠足に出かけました。みんなで一緒にバスに乗るのも、いちごを摘んで食べるのも初めてです。目的地では、園児たちの「うわー、いちごがいっぱい。」「こんなに大きいのがあったよ。」「あまーい。」など感動のことばがハウスの中に響きました。

翌日には、さっそく紙袋で作ったリュックを背負い、ダンボール箱で作ったバスに乗り、園庭を走り回ったり、ティッシュペーパーと赤いナイロンを使っていちご畑を作り、いちごやさんごっこに興ずるなど生き生きとした遊びが見られました。子供は遊びを発見する天才であり、園内外の自然や環境に自分からかかわり、感動した体験を自分たちの遊びに生かすなど、遊びの幅を自ら広げ

 

 

 


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