教育福島0181号(1994年(H06)09月)-038page

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ふくしま国体に向けて

 

第二十一回東北総合体育大会

十五競技で総合優勝達成

 

第二十一回東北総合体育大会(ミニ国体)は、宮城県内各会場において八月二十日、二十一日の両日をメーン期間にして開催されました。

本県の成績は、未実施のアイスホッケー競技を残した段階で十五競技において総合優勝を果たすなど、「ふくしま国体」に向け順調に競技力が伸びてきております。

個々の競技成績を振り返りますと、陸上競技の三年連続を筆頭に、テニス、ハンドボール、ソフトボール、山岳、クレー射撃、弓道、剣道、ホッケー、なぎなた、体操の十一,競技が二年連続優勝を果たしました。また、テニス競技では全種別優勝の快挙を、ホッケー、ボウリング、なぎなた競技は、悲願の初優勝を成し遂げる活躍をしました。

東北総体は国体のブロック予選を兼ねていますが、愛知県で開催される「わかしゃち国体」には、夏季、秋季大会を合わせて三十五競技種目で出場権を獲得し、昨年より百四十一人多い五百二十六人が出場することになりました。

 

◇第21回東北総体競技別総合成績

夏に鍛える

 

夏に鍛える

競技カ向上を目指して少年種別強化に積極的に取り組む

各競技団体は、今秋、愛知県で開催される「わかしやち国体」や来年に迫った「ふくしま国体」において好成績を収めるため、夏休み等の長期休業を利用して積極的に強化合宿を実施しています。

それぞれの計画に基づいて、競技力の向上を目指して懸命に強化活動に取り組んでいる姿の一端を紹介します。

 

シンクロナイズドスイミング少年女子

 

いわき市のイーブンスイミングスクールでシンクロナイズドスイミング教室を開校したのが今から九年前の昭和六十一年でした。

水泳を競泳だけでなく何か別の形で紹介しようというのが開講当初の狙いでした。

その頃、シンクロ競技は一部の都道府県でしか実施しておらず、国体もオープン種目でした。県内で実施しているところも当クラブのみで、文字通り未普及競技でした。

私供のクラブも弱小の域を脱せず、ジュニアの全国大会の出場権を得るのがやっとという状態で、専門的な知識を持つ指導者も競技に必要な水深(二・五メートル以上)で練習する機会もないまま近年まで何とか続けてきました。

そんな時に国体強化の話が浮上し、東京の強豪チームヘの遠征合宿、県内の深いプールでの合宿、中央アドバイザーコーチの指導など強化体制が整い、今年は難関といわれた日本選手権に出場でき、東北総体でも優勝することができました。

この勢いをかって、来年の「ふくしま国体」で上位入賞を果たし、関係の皆様方の温かい御支援に応えら

 

 

 

 

 


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