教育福島0181号(1994年(H06)09月)-050page

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教育福島0181号(1994年(H06)09月)-050page


ふくしま施設の散歩道

 

国見町観月台文化センター

 

伊達郡国見町大字藤田字観月台五

◆〇二四五(八五)二六七六

 

国見町がふるさと創生事業により「文化と福祉の複合施設」として建設を進めてきた「国見町観月台文化センター」が完成し、本年四月にオープンしました。

この建物は、鉄筋・鉄骨コンクリート造地上三階地下一階で、町章をイメージしたセンター棟と町木の赤松をイメージしたホール棟から構成されています。

センター棟には文化的な機能として図書室、歴史資料室、大研修室、茶室、創作室、演習室、栄養指導室などが備えられ、この施設を拠点に生涯学習の推進と充実を図る計画です。また高齢者社会に向けた福祉機能としてデイサービスルームや健康相談室、サウナを備えたひのき湯、岩の湯、トレーニングスペースなどがあります。このほかシンボルタワーがあり、ここからの眺望は大変すばらしく信達平野を一望できます。

ホール棟には五〇〇人収容のホールがあり、今後文化の発信基地として、コンサートや演劇などに幅広く活用していく計画です。

 

交通 JR東北本線藤田駅下車徒歩五分

開館時間 午前九時〜午後五時

休館日 第一月曜日・年末年始

 

井村君江妖精美術館

大沼郡金山町大字大栗山字狐穴二七六五

◆〇二四一(五五)三一八〇

 

 

 

を模した煉瓦張りの外壁で、妖精の風見鶏が立つ尖塔とバルコニーがあります。

 

井村君江妖精美術館は、沼沢湖畔から四百メートルほど離れた高台の森の中にあります。鉄骨二階建て、約四百三十平方メートル、イギリスの別荘を模した煉瓦張りの外壁で、妖精の風見鶏が立つ尖塔とバルコニーがあります。

館内は吹き抜け空間になっており、展示室に入ると幅六十センチメートル、高さ六メートルのステンドグラスが目にとまります。原画は、現代日本を代表する幻想画家の天野喜孝氏による「月夜の妖精の響宴」を題にした作品です。

展示品は、井村君江明星大学教授のコレクションと町が収集したものを合せて二百五十点ほどが展示しています。この中には、ウィリアム・ベル・スコットの油絵「妖精エアリアル」や、妖精書籍のコレクターとして有名なイギリスのエリック・クウェルの蔵書八十冊が含まれています。ほかに妖精の人形や、妖精をかたどった置物、銀製食器があります。一階はステージを仮設し、シンポジュウムなどができ、屋外のテラス部をステージにし、屋外コンサートができる劇場型美術館でもあります。

 

交通 JR只見線早戸駅下車

徒歩四〇分又は、会津

川口駅下車タクシー一五分

入館時間 午前九時〜午後五時

休館日 毎週水曜日・十一月二四日〜翌年四月二八日

 

 

 

 

 

 

 


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