教育福島0182号(1994年(H06)10月)-043page

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を進め、また支援を受けてきた。

五、研究の成果

(一) 自然の中で額に汗して働き、栽培の難しさ、苦しさ、収穫の喜びと収穫物を活用する楽しさを直接、体験したことによって、成就感や相互理解が深まってきた。

(二) 教師と生徒が一体となって栽培活動を実践したことにより、信頼関係が高まり、又、生徒の様々な個性を発見することができた。

(三) 教科等の学習活動と栽培活動とのかかわりを深めたことにより、勤労に対する意識の高まりが見られた。

直接体験し、心の中に培ったものを、今後に生かしていくことを期待し、研究年度を終えた。

六、本年度の取り組み

本年度も、学級花壇や農園の運営を継続し、次の各点に力を入れた。

(一) 学級の創意を広げる花壇づくりを行い、情操教育に効果をあげる。

(二) 選択教科の中に、園芸作物栽培の選択コースを設け、活動内容を拡張する。

(三) 生徒の意欲を啓発し、主体的な活動を促すための教師の積極的な支援をさらに工夫する。

(四) 勤労観に基づいた進路指導や生産活動と結びつく奉仕活動を進める。

各活動に二年間の経験を生かし、実践を積み重ねているところである。

 

(アンケート調査より)

○計画的に手順を考えて仕事を進めることができますか。

 

 

○能率的に仕事が進むように工夫して作業をしますか。

 

○能率的に仕事が進むように工夫して作業をしますか。

 

 

(考察)

 

(考察)

よい結果が表れている。作業をする回数が増えるにつれ、自然と手順や能率を考える生徒が増えてきたようである。自分で工夫し、考えることができるようになってきたのは、2年間の成果と言えるのではないか。

 

〈広報誌内容より〉

働く喜び

NO.20 平成5.10.4

平成4.5年度文部省指定

勤労生産学習推進校情報

小高中学校

 

勤労生産だより

 

 

 

 


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