教育福島0183号(1994年(H06)11月)-009page
る生活情報の中から適切な情報を選択して活用できる能力の育成を図ること
5 自分の身の回りのことだけでなく、広い視野に立って人間の生活を考えることができる能力を培うこと
これらの視点を踏まえ、すべての生徒が履修する科目としての「家庭一般」「生活技術」及び「生活一般」の目標を設定した。(表1)
四 「家庭一般」「生活技術」「生活一般」の目標と内容
1 目標
「家庭一般」の目標
衣食住、家族、保育などに関する基礎的・基本的な知識と技術を家庭経営の立場から総合的、体験的に習得させ、家庭生活の充実向上を図る能力と態度を育てる。
「生活技術」の目標
衣食住、家族、電気、機械、情報処理などに関する基礎的・基本的な知識と技術を生活を合理的に管理する立場から実践的、体験的に習得させ、家庭生活の充実向上を図る能力と態度を育てる。
「生活一般」の目標
衣食住、家族、家庭経済などに関する基礎的・基本的な知識と技術を家族の健康な生活を管理する立場から重点的、体験的に習得させ、家庭生活の充実向上を図る能力と態度を育てる。
2 内容
(1) 「家庭一般」「生活技術」及び「生活一般」に共通の内容
いずれの科目を履修しても達成させたい目標として
・親としての自覚を高め、男女が協力して家庭生活を築きあげる能力の育成
・経済社会の成熟化、高度情報化、高齢化、国際化等の進展に主体的に対応できる家庭経営能力の育成
があげられることから、「家庭一般」「生活技術」及び「生活一般」の三科目に共通の内容を設定した。
○『家族と家庭生活』
○『家庭経済と消費』
○『乳幼児の保育(子供の成長)と親の役割』
○『ホームプロジェクトの実践と学校家庭クラブ活動』
(2) 「家庭一般」「生活技術」及び「生活一般」の固有の内容
三科目それぞれに家庭生活に必要な衣食住、保育などに関する知識と技術を習得させるとともに、情報、電気、機械を取り扱うなど、「家庭一般」「生活技術」及び「生活一般」の目標に照らした特色ある内容を設定した。
表1 「家庭一般」「生活技術」及び「生活一般」の内容(数字は配当時間例)