教育福島0183号(1994年(H06)11月)-030page

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「教育相談」研修講座と出張「教育講座」

福島大学教育学部教育実践研究指導センター

 

福島大学教育学部の附属教育実践研究指導センターは、創設十三年になりますが、昨年から二つの新しい企画を実施しています。

一つは、「教育相談」研修講座で、学校現場がかかえている学習や生活指導上の問題ケースを研究・講義するだけに終わらせないで、事例研究を持ち寄り、その討論を重ねるなかで相互に教育相談に関する見識と能力を高めてゆこうと、設けたもので県教育委員会の後援をいただいております。

昨年度は、講義「短期療法の基礎理論」、演習「短期療法の内容と方法、その実際」、その後の演習「事例研究」という形で進めてきました。

なお、開催にあたっての要綱は次の通りですが、参加者の方々に合わせて柔軟に運用しています。

○受講対象者‥幼稚園・小・中学校、県立学校(養護学校を含む)の教諭、約二十名。

○講師‥本学部の小野直廣教授と他の教員が担当。

○開催日時‥毎月第二火曜日午後三時から五時

○受講手続き‥受講希望者は、下記宛に、ハガキまたは電話でお申し込みください。受講料は無料です。

もう一つは、「要請があれば県下随所に出向いて講義をおこないます」という、いわば出前・出張「教育講座」の開催です。

どんなテーマ・内容にでも合わせられるというわけではありませんが、本学部教員が自己申告の形でだしたテーマと内容が、現職研修、PTAや公民館等社会教育(生涯教育)の教養講座のテーマ等に合致している時には、本センターが窓口・仲介となり、講師を紹介するということになります。

具体的には、講座等を主催される団体・グループと講師との打ち合わせで内容・形態を決めていくこととなるわけですが、実施要綱は、およそ次のようになっています。

○受講対象‥主として現職教員を対象としますが、PTA、母親教室など、とくに限定しません。

○講義の日時‥講師と打ち合わせた日程で、講師一人あたり約九十分。

○開催場所‥要請に応じて県内随所。

○開催の主催等‥会場の設営、受講生の募集、諸経費等のいっさいは、講師を要請する主催団体・グループでお願いします。

今回は、本センターの二つの新企画について「教育福島」の誌面をお借りして紹介させていただきました。

なお、「教育講座」の講義題の一覧の必要な方、その他のお問い合わせがありましたら気軽に左記にお願いいたします。

〒九六〇−一二

福島市松川町浅川字直道二

福島大学教育学部教育実践研究指導センター

電話‥〇二四五−四八−五一五一

内線二三一七

 

平成六年度 教育・文化関係表彰式

六百十四名、十三団体・施設を表彰

 

かぐわしい菊の香りが漂う文化の日に、平成六年度教育・文化関係表彰式が福島県文化センターで盛大に開催されました。

表彰式には、中川治男副知事、大和郭二県教育委員長をはじめ多数の来賓者の臨席のもと、文化功労賞受賞者である石河清氏・故渡邊善八氏にかわって芳子夫人、各種功労者、同団体・施設、公立学校永年勤続教職員等の表彰受彰者六百余名が出席しました。

式典は午前十時、岩本総務課長の開式の辞、新妻威男県教育委員会教育長の式辞に続いて、中川副知事が「皆様のご功績は、本県の将来をさらに繁栄に導く輝かしいものであるとともに、県民全ての鑑ともいうべきものであり深く敬意を表する次第である。」とあいさつして、受賞者を讃えました。続いて大和県教育委員長が「表彰の栄誉に輝く皆様には、豊かな経験と優れた実績をお持ちの先達として、本県の発展のために、なお一層のご尽力を賜りたい。」とあいさつを述べられました。次に表彰に移り、文化功労者には中川副知事より、各種功労受賞者等には新妻県教育長より表彰状と記念品が贈られました。また、併せて第四十七回福島県文学賞の表彰も行われ、文学賞に輝いた本田一弘氏(短歌)、矢吹厨夫氏(俳句)をはじめ、各部門で準賞、奨励賞、青少年奨励賞を受賞した二十二名に表彰状と賞金が贈られました。

(なお、各種表彰受賞者、同団体・施設は本誌十月号で紹介してあります。)

 

式辞を述べる新妻県教育長

式辞を述べる新妻県教育長

 

 

 


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