教育福島0183号(1994年(H06)11月)-038page

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教育事務所発

 

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

県南教育事務所

〒961 白河市昭和町269

TEL (0242)23−1663

 

私たちのプールは屋上にあります(白河市立白河第三小学校)

私たちのプールは屋上にあります(白河市立白河第三小学校)

 

管内の各教育委員会、各学校では心豊かでたくましい児童生徒の育成をめざし、さまざまな取り組みをしています。

その中で、特色ある学校や活動について紹介します。

 

心身障害児児への理解を深め思いやりの心を育てる

西郷村立川谷中学校

 

文部省より、平成五・六年度「心身障害児理解推進校」の指定を受け、県立西郷養護学校との交流を通して研究を進め、さる十月六日に発表会を行いました。

本校は、全校生四十一名という小規模校の特色を生かし、養護学校中学部二十六名全員と交流をしてきました。「出会いの集い」に始まり、「ふれあいの集い・宿泊交流・農園交流・共同制作・野外活動交流」など、二年間に十回の交流を行ってきました。特に今年度は、生徒主体の活動として、計画の段階から生徒会を中心として実施しました。

一方、学級活動・道徳・各教科の授業を通して、障害や福祉についての理解を図るとともに、思いやりの心の育成を中心に授業研究を進めてきました。

当初、互いにとまどい、手をつなぐこともできなかった生徒たちが交流を重ねる度に認識を深め、友達としてさりげなく接することができるようになってきました。発表会における共同制作の交流では、その姿の一端を披露することができたと思います。

しかし、この研究は一応の成果をみたにすぎず、本当の成果は、生徒たちの今後の姿にあると私たちは考えています。この体験が生徒たちの今後に生きて働く力となってくれることを信じ、心から願っています。

 

共同制作「たまごパック大壁画」

共同制作「たまごパック大壁画」

 

父親の家庭教育参加支援事業

お父さん がんばれ

白河市教育委員会

 

白河市は今年度、文部省の新規補助事業「父親の家庭教育参加支援事業」に取り組んでおります。

事業の目的は、男女共同参画型社会、学校週五日制等に対応し、家庭教育ふれあい推進事業を拡充して、父親の家庭教育への参加を支援するとともに、家庭教育に関する学習機会を整備することにあります。

この事業は白河東工業団地の企業四社の協力を得て、父親二十五名、子供三十六名を対象に職場内家庭教育講座として実施しております。

その講座内容は、次の通りです。

○講演会(小林完吾氏の講演=「今親たちは…」での切々と語り訴える話に感動しました。)

○子供の職場見学(父親の存在感=汗をしながら真剣に働く父親の姿を発見しました。)

○親子料理教室(共同作業の喜び=エプロン姿の父の腕前も、味もすばらしく”満点パパ”とほめられました。)

○歴史探索(芭蕉の足跡を訪ねて)

○親子でふれあう(宿泊研修)それぞれの講座で父親も家庭教育

 

 

 


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