教育福島0184号(1995年(H07)01月)-016page

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し活用した。

 

資料3 「学習センター」構想

≪生涯学習≫生きる力

 

4 多様な「読書活動」の推進

 

4 多様な「読書活動」の推進

(1)読書タイム

毎週水曜日と金曜日の朝の時間に「読書タイム」を設定している。

心を豊かにする読書をはじめとして、読書に親しみ興味や関心を喚起するための読書紹介、読書クイズ、紙芝居等各学級の創意を生かして実践している。また、定期的に各学級の実践を発表し合い、研究を深めている。

(2)読書行事

夏には「七夕読書祭り」、秋には「コスモス読書祭り」を実施している。どちらも図書委員会を中心に、児童が意欲的に活動に取り組んでいる。また、毎月末には、「全校読書デー」を実施し、じっくりと本に親しむ時間も設けている。

楽しい活動、継続してできる活動、情報活用能力が高まる活動の3点に留意して実践している。

《検証授業例》

1 「支援」に重点をおいた生活科の

授業

[単元名]

なかよしかぞく

[授業テーマ]

一人一人が自分でできる仕事を続けて行っていこうとする意欲を持つための教師の支援はどうあればよいか。

[授業仮説]

家でやってきた仕事を実演したり教え合ったりする活動を通して、自信や満足感が得られるような支援にこころがければ、さらに自分でできることを考え、自分にできる仕事を続けて行っていこうとする意欲を持つことができるであろう。

[授業仮説追究の視点]

○家でやっている仕事を実演したり、教え合ったりできる活動の場を設定する。

○仕事の紹介が上手にできている児童に対しては、「○○君の仕事のこういうところが上手だね。」等と、具体的に賞賛する。

[授業の実際]

一人一人(本時は、二時間続きの二時間日)が友達の前で実演し、上手なところを教え合う授業の場面。

C(茶碗洗いの仕事をする)

T○○さんの良いところは?

Cていねいに洗っていました。

T洗った茶碗を伏せておいてありますね。上手にできましたね。

C(お風呂洗いの仕事をする。)

Tどこが良かったですか。

Cていねいにやっていました。

T「冷たいのに裸足でがんばっています。」って○○ちゃんのお母さんが言っていました。偉いね。(お手伝いカードに家庭から一言書いていただいた。)

C(電話を受ける仕事をする。おもちゃの電話のためぐらぐらする。)

C押さえて電話したら?(友達を助けようと、自然に声が出た。)

Tあら、いいことに気づいたわね。

[授業の考察]

1)児童・教師・家庭(お手伝いカード)が発表者のよさを見つけるようにこころがけていた。

2)指名されなくても進んで助言しあえる人間関係ができていた。(発表が終わったあとの共感的な拍手も自然とでていた。)

1)、2)の支援により、「家でも、もう一度やってみたい」という声が聞かれた。

2 「学習センター」(資料の質)に重点をおいた社会化の授業

[単元名]

わたしたちの生活と運輸

[授業テーマ]

課題解決に意欲的に取り組むための支援はどうあればよいか。

[授業仮説]

グループでの課題解決の段階で、次のような支援をすれば、意欲的に学習に取り組むであろう。

1)事実にもとづいた魅力ある資料を提示する。

2)グループや一人一人にあった助言

 

 

 


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