教育福島0184号(1995年(H07)01月)-023page

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随想

日々の想い

 

ずいそう

 

ずいそう

 

「ふくしま国体」に思う

菅野正昭

 

A)としても、「高校野球」の開催を是非成功させなくてはならないと思います。

 

第五十回国民体育大会「ふくしま国体」秋季大会の開催まで、残すところ十ヶ月あまりとなりました。福島県高等学校野球連盟(以下福島県高野連)としても、「高校野球」の開催を是非成功させなくてはならないと思います。

高校野球硬式競技が開催される、いわき市においては、大変立派な新球場を作っていただき、また軟式競技の行われる楢葉町においても、グランドの改修そしてナイター設備の設置等をしていただき、高校野球を行うべく環境はすべて、立派に整いました。

福島県高野連が全国大会を運営するのは、初めてであります。全国の強豪チームを迎え、また日本高等学校野球連盟の牧野会長をはじめ、役員の方々が来県され、大会が運営されるわけでありますが、運営面等においては、十年前より国体の視察を始め、補助員の養成等を行ってまいりましたので、あまり心配はしておりません。「ふくしま国体」が成功するかいなかは、大会運営はもちろんのこと、各球場にどれだけの観客が来ていただけるか、それも大事な指標になるのではないでしょうか。山形県の「べにばな国体」、そして今年の愛知県で開催された「わかしゃち国体」、いずれも連日スタンドは満員でした。その年の人気選手にもよるとは思いますが、我県代表チームが勝ち進み、連日スタンドを満員にして大会を盛り上げてこそ、「ふくしま国体」の高校野球競技が成功したと言えるのではないでしょうか。

高校野球ファンが少しでも多く、球場へ足を運んでいただけるよう、常日頃から選手も監督も一生懸命やることが、一番大切なことだと思います。高校野球を応援していただけるような行動と、ひたむきな練習が大切であり、誰からも愛される球児であってこそ、高校野球ファンを増やして行くことができるのではないでしょうか。「ふくしま国体」の成功を祈りつつ……。

(県立福島工業局等学校教諭・県高野連理事長)

 

吹奏楽部とわたし

 

吹奏楽部とわたし

高木美和

 

歩みゆく道はさやけし この道を 共に手をとり すこやかに われら歩まん」

 

「風かおる 桜のわかば 歩みゆく道はさやけし この道を 共に手をとり すこやかに われら歩まん」

平第三小学校の校歌が強く響きわたりました。まるで、これから始まる教員生活を励ましてくれるかのように、優しく希望にあふれた演奏でした。私の吹奏楽部との出会いはこの校歌演奏でした。

そのすばらしい演奏をする吹奏楽部の一員に命じられ、私につとまるかどうか不安で仕方がありませんでした。技術面で指導のできない私に顧問の先生から与えられた役割は、厳しい練習の中で悩む子供たちの相談役でした。

 

 

 


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