教育福島0184号(1995年(H07)01月)-032page

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分の心の中を真剣に考えましょう。

◎友達の話は、どんなことかと考えながら、しっかり聞くようにしましょう。

◎ 人間のよさや、自分のよいところ、友達のよいところを一生懸命に見つけるようにしましょう。

(◇道徳シートにより、授業後このような点について自己評価を行ってきた。)

※これらの他に、学級や学年の実態に応じた内容をその都度付け加え掲示し活用を図った。

2)考察 (省略)

(4) 自分を見つめる場の明確化

1)指導の実際

○〈実践例・3〉−第2・3学年

○主題名「わたしたちの村」

○資料名(祭りだいこ)(改作)

ア《「自分を見つめる・1、2、3」のとらえ方》

道徳の時間を中心とした道徳学習において、「自分を見つめる・1、2、3」として次のような場に位置付けて指導を行ってきた。

●「自分を見つめる・1」→事前指導や導入の段階(自分や資料の価値への意識化・課題の意識化及び明確化

●「自分を見つめる・2」→展開の前段(資料をもとにした話し合いなどを通して多様な価値との出会いや比較により自分を見つめる、類型化

●「自分を見つめる・3」→展開の後段(より高い多様な価値に照らし今までの自分を主体的に内省・新しい課題の発見)

イ《道徳の時間と他の教育活動との関連で自分を見つめるさせるための手だて》

豊かな体験的活動の中で使用した「がんばりカード」などを、事前や導入における「自分を見つめる・1」の段階で活用し、自分を見つめさせてきた。(資料3)

ウ《「自分を見つめる」場を設定した指導過程》(教育福島4・5月号参照)

2)考察

道徳の時間を中心に「自分を見つめる・1、2、3、」をそれぞれの場で意図的に設定してきたことで、児童はいろいろな道徳的価値に主体的に触れることができ、資料や友達のよさなどの心豊かな心との交流を通し自分のよさの発見や価値観の広がりが見られ、道徳的価値の自覚を深めることができた。今後、更に児童が総合道徳学習の中で主体的に「自分を見つめる」場が見つけられるような支援の方法を工夫していくことが大切である。

 

資料2

道徳教育ごよみ

 

 

 

 

 

 

 


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