教育福島0184号(1995年(H07)01月)-050page

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ふるさと探訪

ス二四二点が平成六年三月三十一日付で県重要有形民俗文化財に指定されました・>

<P>県指定重要有形民俗文化財<P>奥会津の屋根葺用具と火伏せの呪具二四二点<P>所在地 南会津郡南郷村大字界字川久保五五二番地<P>    奥会津南郷民俗館<P>所有者 南郷村教育委員会<P>かつては、どの地方においても家屋はほとんど茅葺でしたが、昭和四十年頃から建築様式が変わり、茅屋根はほとんど見られなくなりました。奥会津地方についても同じ状況であり、それに伴って「会津茅手」と呼ばれた優秀な技術を伝承してきた屋根葺職人も少なくなり、茅葺技術とともに古式の屋根葺用具も散逸しようとしています。<P>また、茅葺屋根の家屋では、一旦火災になると延焼して何軒も焼けてしまうことから、火災を一番恐れ、家屋を新築する際に屋根裏に火伏せのための信仰呪具(男性と女性の性器を形取ったもの)をお互いに向き合うように取り付けていました。<P>屋根葺に使用した一連の道具・衣装等と火伏せ呪具は、ほとんどが江戸時代後期のものであり、奥会津地方の昔の暮らしの歴史と信仰を知る貴重な資料として、南郷村で収集した二四二点が平成六年三月三十一日付で県重要有形民俗文化財に指定されました。<P>
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