教育福島0186号(1995年(H07)04月)-008page

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特別企画

情報化・国際化の進展に対応した施策について

総務課

 

県教育委員会では、明るく個性豊かな人間の育成を基本目標に第四次福島県長期総合教育計画の実現に努力を傾けています。

この計画では、今後ますます進展する情報化や国際化に対応して、情報活用能力の育成や国際理解に関する教育の充実を図る事としております。このため、情報教育及び国際化対応教育に関する部門計画として平成七年三月に策定した「ふくしま情報教育推進計画」及び「ふくしま国際化対応教育推進プラン」に基づき、施策の一層の推進に努めます。

一、ふくしま情報教育推進計画の策定

今日の社会は、高度情報化社会への途上にあるといわれており、コンピュータの社会への浸透は各分野に及び、人間とコンピュータとのかかわりは日常的なものとなっています。

また、著しく発達している各種ニューメディアも子供の生活を取り巻いています。このような状況の中で、学校教育における情報化への対応はますます重要な課題となっていくものと考えられ、学習指導要領においても大きな柱の一つとして位置付けられました。

県教育委員会では、平成元年度から六年度までの「学校におけるコンピュータ等の教育的利用基本計画」の成果を踏まえ、情報教育の一層の推進を図るため、平成七年度を開始年度とし平成一二年度を目標年度とする「ふくしま情報教育推進計画」を策定しました。計画の基本目標は、高度化する情報化社会に主体的、創造的に対応できる人材を育成するため、「情報化の進む社会に主体的、創造的に対応し、その発展を積極的に担う人間の育成」と設定いたしました。

1 計画の基本方向

(1) ハードウェアの整備充実

〇教育用コンピュータの整備目標(一校当たり)

 

〇小学校-二十二台(児童二人に一台)

〇中学校及び高等学校普通科-四十二台(生徒一人に一台)

〇高等学校職業科-生徒一人一台二式

〇盲・聾・養護学校-八台(児童生徒一人に一台)

 

(2) ソフトウェアの整備充実

〇児童生徒の実態等に即した市販の教科等用ソフトウェアの整備に努めます。

〇学校等でのソフトウェアの作成を指導・援助するため、平成七年度から県教育センターに情報処理技術者を配置します。

〇市販等のソフトウェアの検索及び試用のできるソフトウェアライブラリセンターを、平成七年度に県教育センターに設置するとともに、平成八年度以降県内の数地域に設置することを検討します。

(3) 教員の指導力の向上

○コンピュータ等を操作できる教員は、現在三七・一%とまだ少ないため、養成する目標人数を全体の三分の二とし、計画

 

 

 


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