教育福島0187号(1995年(H07)06月)-016page

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いかなければならないところがあると感じ、ノートに書いていた。

三 生徒会活動では

生徒一人一人の意見を生かし、生徒相互の話し合いで決定し、主体的に活動を進めることができるよう支援している。

特に学校祭の企画運営は、各学級で十分に話し合い、その意見を持ち寄って生徒会が中心となって進めている。その中では、全ての生徒が、役割を持って活動できることを基本にしている。また、学級対抗の球技・合唱・演劇等が催され、学級全員の心と技の結集が図られるように、話し合いや練習過程を重視している。やり終えた後には、成就感とともに例年感動を呼び起こしている。

これらのように、教師が個々の生徒に目を向け、粘り強く指導を継続していくことによって、いじめ問題の根絶を図っている。

 

研究実践4)

わが校における

いじめ問題への取り組み

猪苗代町立猪苗代小学校

 

一 はじめに

「児童の権利に関する条約」の批准やいじめが、マスコミで大きく取り上げられ、社会問題になっている中で、本校も校舎の新築・移転、国体冬季大会の開会式会場提供など多忙な時期が続いた。

「こんな時こそ、児童が落ち着いて生活できるようにしなければ」との考えで、全職員協力して指導に当たってきた。

二 指導体制の確立

従来からある「生徒指導委員会」を活性化するために次のような方策を講じた。

1 生徒指導主事、各学年主任、教務主任、養護教諭からなる生徒指導委員会及び全体協議会を積極的に活用して共通理解を図った。

 

委員会や協議会の決定及び校長の指導を受けて学級の指導に当たるようにした。

 

2 担任は、委員会や協議会の決定及び校長の指導を受けて学級の指導に当たるようにした。

3 養護教諭の重要性を認識して、担任との情報交換をしながら早期発見に努めた。

4 指導については、当該学級にとどめず、全学級で予防のための指導を行うようにした。

5 学校便りを通して、また学年・学級懇談会の時に保護者の理解と協力を求めてきた。

三 組織づくり

本校におけるいじめ発見からその指導までの校内体制は、おおむね左記のとおりである。

 

四 おわりに

 

四 おわりに

このようにして、いじめの早期発見や早期解決に当たってきた。生徒指導の組織が機能してきたことはもちろん、ささいないじめでも見逃さない・許さないという認識が浸透し指導体制が確立している。

私たちは、日常の観察を大切にしながら、地道に取り組んでいかなければならないと考えている。

 

研究実践5)

わが校における

いじめ問題への取り組み

伊南村立伊南中学校

 

本校においては次の二つを具体目標として掲げ実践してきた。

〇溝ができてしまった生徒と教師との関係を改善すること

○いじめが原因で登校拒否(不登校)になった生徒を再登校できるようにすること

具体的には

1) 校長・教頭がリーダーシップを発揮して、指導体制の確立を図ったこと

特に、学級担任一人に問題の解決を任せないようにした。問題が発生したとき、又はそれが懸念されるときには話し合いの場を積極的に設け、お互いの情報交換によ

 

 

 


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