教育福島0187号(1995年(H07)06月)-030page
名な心理学者であるC・Gユングは「人間が幸せになれる条件」として六つの項目を挙げている。
1) 健康
2) これで良いと自分が思うだけのお金
3) 恵まれた人間関係
4) 美しいものが判る能力
5) 障害を解決する能力
6) 朝起きてしなければならないことがある
こうしてみると、「趣味」の効用はこれらの項目と一致するものがあるようである。「ゴロ寝」が趣味ですと言い切れる人は相当幸せな人ということになる。
「趣味の時代」とはいうが、問題なのは、趣味は何かということではなく、誰にでも平等に与えられている「時間」を自分が幸せになるためにどのように使っているかということなのであろう。
さて、あなたは三、八八八時間をどのように使われますか。
(県教育庁総務課主査)
平成七年度
中学校・高等学校生徒の科学研究
論文(野口英世賞)、中学校・高等学校生徒の国際理解・国際交流論文(朝河貫一賞)募集のお知らせ
県教育委員会では、中学校・高等学校の生徒を対象として、科学研究論文を募集する「野口英世賞」と国際理解・国際交流論文を募集する「朝河貫一賞」の二つの賞を平成三年度に創設し、科学技術の在り方や国際化の進展に対する関心や意識の高揚を図ってきました。
毎年五百点を上回る論文が寄せられ、その内容も二十一世紀を担う青少年にふさわしい、ひたむきな研究心にあふれたものや、国際社会における日本人の生き方を積極的に真摯な姿勢でとらえた論文等多様です。
これらの中から、審査員の方々の慎重な審査を経て、最優秀賞・優秀賞が選定され、県知事並びに県教育委員長から直接表彰されるとともに、論文は「野口英世賞・朝河貫一賞優秀論文集」として編集され、その冊子は広く配布されています。
平成七年度も下記の募集要項で、論文を募集いたします。素直な心で考えた独創的な論文が本年度も多く寄せられることを期待します。
国際理解・国際交流論文募集
朝河貫一賞
◇県教育委員会では、今年度も国際化に対応した人材育成を目指し、国際化への関心と意識の高揚を図るため、論文を募集します。
○応募資格
県内の中学校・高等学校の生徒
○テーマ
日本及び日本人の国際社会における在り方・生き方等について
(例)次のようなテーマによる論文
・国際社会における日本の役割
・国際社会における日本人の生き方
・国際社会における国際交流の在り方
<なお、広い視野と問題意識からの論文を期待しますので、海外旅行体験等は特に必要としません。>
〇応募期間
九月八日(金)〜九月十四日(木)
〇応募方法
四百字詰原稿用紙六枚程度にまとめ、中学生は各教育事務所、高校生は教育庁総務課に提出する。
〇賞
優秀論文を表彰し、受賞者による外国関連施設等の訪問を行う。
※詳しくは、各校へ配布する募集要項をご覧ください。
〇連絡先 県教育庁総務課
TEL 〇二四五(二一)七七五九
科学研究論文募集
野口英世賞
◇県教育委員会では、今年度も本県が生んだ偉大な医学者、野口英世博士の名を冠した賞を設けました。
本県の中学生、高校生を対象に、自然科学の個別のテーマに基づく研究論文を募集します。
〇応募条件
・未発表の論文
・四百字詰原稿用紙を用い、資料を含めて十五枚程度
・応募点数は、一個人(団体)一点
〇応募期間
九月八日(金)〜九月十四日(木)
〇提出先
・中学生は、学校へ提出し各教育事務所長を経由し、県教育庁義務教育課へ送付する。
TEL 〇二四五(二一)一一一一
(内線五〇五七)
・高校生は、学校へ提出し、県教育庁高等学校教育課へ送付する。
TEL 〇二四五(二一)一一一一
(内線五〇七二)
※詳しくは、各学校へ配布する応募要項をご覧ください。