教育福島0189号(1995年(H07)09月)-012page
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〇人生観、職業観、進路に関わる内容で行う。
2 学級活動部
学級活動を中核とした生き方の指導
(1) 計画立案に当たっての基本的な考え方
進路指導においては、一つの体験や学習によって、直ちにその成果が表われるものではなく、一年間あるいは三年間かけて身に付いていくものである。そして、教育活動全体を通して進路指導を補充、深化、統合する場として学級活動がある。そこで学級活動部では、学級活動の内容の中から、自己の在り方・生き方に関すること、進路の選択に関わる内容を重点的に見直し、三年間を通しての計画づくりを進めた。
特に、重点的に取り組みたいことは、保護者等の教育力を取り入れた学級活動の展開である。
〈三年間通した基本的な考え方〉
『夢や希望を育てる』
『自己及び職業や将来の生活についての理解を深める』
『望ましい職業観を形成する』
『進路計画を設計する』
『進路情報を収集し活用する』
(2) 研究計画と実践
1)学級活動における年間計画の整備
それまでの学級活動の年間計画を見直して、一年から三年までの進路に関わる題材を系統化した。(資料4)作成に当たっては、各学年の題材と啓発的な体験との対応を考慮した。それをもとに、学級活動の年間計画、指導案作成を試みた。
2)卒業生や保護者の教育力を取り入れた学級活動
三年生に聞く会
一年生の最後に進路計画を立てる題材がある。その中で、まもなく卒業をひかえた三年生の代表を各学級に招いて、それまでの体験や進路決定に至った経過などについて話を聞く会を行っている。生き方や進路選択のための情報としては、幅の狭いものであるが、伝統を引き継ぐ上では貴重な試みと考える。
〇中学一年生で実施する。
〇学級活動の時間に実施する。
○クラスごとに三年生二〜三名を招いて話を聞く。
卒業生と語る会
本校の卒業生を招いて、高校の特色や高校生活の様子等、進学先に関する情報及び先輩の体験談を聞き、
資料4 学級活動における進路指導の題材系統表
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