教育福島0189号(1995年(H07)09月)-013page
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生き方や進路選択について考えさせる。その後の学級活動や夏休みの高校訪問・体験入学、進路相談に関連付けて実施している。生徒は、あらかじめ参加したい高校を決め、希望のあった高校の卒業生を招いている。また、参加した以外の高校の様子を知りたい生徒のために、VTRに撮影したり、記録をまとめたりして、活用している。
〇中学三年生で実施する。
〇土曜日の午後の時間で実施する。
〇高校ごとに分かれて説明会及び懇談会形式で行う。
保護者参加の学級活動
学級活動の中で、将来の生き方や職業生活について、より深く考えさせるためには、卒業生や保護者あるいは社会で働いている人の話を直接聞くことはたいへん有効と考える。そこで、学級活動の中でこれらの教育力を取り入れた試みを計画し、実施している。今年度は、三年生の保護者会の機会に、生徒と保護者が一緒になった学級活動を展開した。「卒業生と語る会」を受けて、「高校の体験入学」に向けたつながりを考えながら、将来の進路選択に向けての話し合いを行った。
〇中学二・三年生で実施する。
〇実施方法は、基本的な流れをもとに講演会、グループ懇談、発表会等学級の企画で進める。
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保護者参加の学級活動
3 体験学習部
関係諸団体との相互連携協力のもと実体験を通した進路学習
(1) 計画立案に当たっての基本的な考え方
生徒が将来の生き方を考え、進路計画を立て、自己の進路を選択するには、職業や社会との関わり方の可能性、その選択の多様性を理解することが大切である。生徒は、働く人々の職業や動労に対する考え方等、職業についての情報を多く得ることによって、職業の世界への関心、理解を高めるとともに、多様な選択が可能であることを理解することになる。また、職業や上級学校に関する情報を得ることは、具体的な進路選択・決定には欠くことのできないものである。
このような考え方から、学校外における啓発的な経験を通して、情報を獲得できるよう、地域の関係諸国体との相互連携協力のもとに、指導の在り方を改善・工夫していくことをめざしている。
(2) 研究計画と実践
1)地域の企業等における職場見学や職業体験
職場見学
働く人々の姿を直接見学したり、説明を聞いたりすることにより、働くことの意義を考え、職業への関心を高め、多様な職業について理解させるとともに、将来の夢と希望に、より具体性をもたせるために実施する。
〇一年生で実施する。
〇生徒の希望する職種を考慮し、見学事業所を選定していく。
〇市内の事業所とする。
職業体験
実際の勤労の体験を通して、望ましい職業観や勤労観についての理解を深めるとともに、働くことの目的意識をもたせる。合わせて将来の生き方についても、より現実的にとらえさせるようにする。また、受け入れ事業所の選定に当たっては、保護者の協力を得て、保護者の勤め先を優先する。不足の場合は、進路指導総合改善事業推進会議の協力を得て進める。今年度初めて実践するが、今年度は二十七事業所で実施できるよう協力を得ている。
〇二年生で実施する。
〇夏休みを利用して行う。
〇希望事業所ごとに班編成し、計画を作成する。
2)近隣の高等学校の訪問見学及び体験入学
高等学校訪問
近隣の高等学校への体験入学、あるいは訪問見学を行い、高校の特色や高校での生活について調べ、自己の進路選択の参考とする。職業学科では高校主催で体験入学を実施しており、積極的に参加させる。合わせて普通科高校でも高校訪問という形で実施し、生徒は希望により、いずれかに参加できるようにする。
○三学年で実施する。
〇夏休みを利用して行う。
〇職業科高校の体験入学と普通科
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