教育福島0189号(1995年(H07)09月)-040page

教育事務諸発

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

県北教育事務所

〒960　福島市杉妻町5-75

TEL　(0245)21-1111(代)

　

　

ふくしま国体集団演技リハーサル

　

新しい学校・新しい校舎

福島市立御山小学校

　

信夫山の北西部に今年四月に開校した御山小学校は、地域の宅地化にともない、地区民の切なる願いで設立に至りました。

校章は「御山」として親しまれている信夫山をかたどった輪郭に、伸びやかに成長するユズの三枚の葉とかれんなつぼみをあしらい「無限の可能性を秘めて育ち行く子どもたちの夢と希望」を表現しています。

　

　

校章

　

校舎は、鉄筋コンクリート三階建てで、延べ面積四千六百平方メートル、普通教室十六、特別教室六、多目的教室・オープンスペース三、吹き抜けの昇降口や廊下などゆったりとしたスペースがあります。そのほか屋内体育館、明るくきれいなプール、広い校庭等が完備されています。

施設・設備面では、各教室の暖房が職員室で集中管理できることやエアコン設置の部屋(保健室、放送室、スタジオ、コンピュータ室)、ドライ方式の給食室、内部の備品等機能的によく整備されています。

このように、恵まれた施設・設備を積極的に生かし、基礎的・基本的な内容の定着、個性を生かす学習指導などに地道な実践を重ねています。

　

　

新しい校舎全景

　

カヌー競技への取り組み

東和町立東和中学校

　

「アテンションプリーズ・ゴー」水上に一斉に水しぶきが上がり、生徒のカヌーがぐんぐん進んで行きます。

本校は、ふしま国体カヌー競技が東和町で開催されることを契機に平成二年、カヌー部を設立し選手の発掘・育成・強化を進めてきました。そして、平成四年に男子選手、五年に女子選手が全国大会で優勝するという輝かしい成績を収め、現在に至っています。

ところで、これだけ短期間に強化が成功したのも全校あげての体制づくり、地域や保護者の支援、スポーツ少年団との連携の成果でした。

また、本校は町内唯一の中学校であることから、生徒全員が一人一役で競技会の運営や式典の補助員として国体に参加します。参加意識の高揚を図るため、掲示活動において国体・カヌーコーナーを設置し本県選手の活躍ぶりを広報しています。国体終了後も、カヌー競技が地域スポーツの一つとして多くの児童・生徒に親しまれていくことを期待したいと思います。