教育福島0190号(1995年(H07)10月)-032page

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魅力ある多様な高校・学科づくり推進事業

 

この事業は、社会の変化や生徒の多様化に対応した学校づくりや、個性に応じて生徒の進路希望が図れるよう、特に、総合学科や全日制単位制などの新しいタイプの高校、学科づくりを進め、地域に密着した特色ある魅力ある学校づくりに努めることを目的としています。

これまでの取り組みとして、平成五年度に、全国初の全日制単位制高校「いわき光洋高校」を新設し、平成六年度には、猪苗代高校に県内初の「国際観光科」を設置しました。また、平成七年度には、つぎの七校で十一の学科を新設しました。

福島商業高校 国際経済科

経営情報科

マネジメント会計科

福島西高校 数理科学科

デザイン科学科

本宮高校 情報会計科

郡山北工業高校 環境システム科

須賀川高校 オフィス情報科

ビジネス会計科

須賀川桐陽高校 数理科学科

いわき海星高校 海洋科

平成八年度は、次の三校で新学科の設置を計画しています。

光南高校(新設‥現・矢吹高校)

総合学科(八系列)

あさか開成高校(校名変更‥現・安積第二高校)

国際科学科(全日制単位制)

郡山商業高校 国際経済科

流通経済科

 

男女共学の推進

 

男女共学の推進

 

この事業は、県学校教育審議会の答申を踏まえ、学校教育の基本的な在り方として県立高校の共学化を推進し、より多くの高校生に対し、男女相互の協力的態度や、異性に対する感謝といたわりの心を育成し、高校の一層の活性化を図ることをねらいとしています。

この事業は、平成六年度から始まり、最初は女子のみの富岡高校を共学とし、平成七年度は二校の校名変更を含め、福島商業、福島西(福島西女子)、福島東、須賀川・普通科、須賀川桐陽(須賀川女子)の四校一学科を共学としました。

平成八年度は、郡山高校の英語科を共学とする予定です。これにより本県の別学校は、男子のみが、福島、安積、郡山・普通科、白河、会津、磐城、相馬・普通科、女子のみが福島女子、安積女子、郡山女子、白河女子、会津女子、若松女子、喜多方女子、磐城女子、相馬女子の十四校二学科となります。

 

四十人学級の推進

 

四十人学級の推進

この事業は、普通科等において、これまでの四十五人の学級編制を、地域の実態を考慮しながら、四十人の学級編制にすることで、よりきめの細かい、個に応じた多様な教育の展開を可能にし、指導の充実を図ることをねらいとしています。

そして平成十年度までには全県下、全学年で四十人学級を完成するという国の方針のもとに、本県においても、平成五年度からこれまで各地区の生徒数の減少傾向を踏まえながら地区毎、学科毎に順次実施してきました。平成八年度の入学生については、全地区、全学科で四十人学級を実施すべく準備を進めています。

 

以上、高等学校教育課の主な事業を紹介しました。今後とも、一人一人の生徒を大切にし、生徒が生き生きとした高校生活の中で、個性の伸長と学力向上を図り、さらには進路目標が達成できるよう、諸改革を推進してまいります。

 

 

 


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