教育福島0190号(1995年(H07)10月)-035page

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(4) 体育・スポーツの振興

 

県民の活力を育む体育・スポーツの振興

 

選手の育成・強化

保健体育課では、第五十回国民体育大会の総合優勝を確かなものにするため、競技力向上の総仕上げとして、特に、選手の育成・強化に努めてきました。

 

強化合宿の充実

 

する「重点競技種目強化合宿事業」など各種強化合宿事業の充実に努めました。

 

する「重点競技種目強化合宿事業」など各種強化合宿事業の充実に努めました。

 

具体的には、ふくしま国体の強化候補選手が、競技水準の高い都道府県に遠征して強化合宿をする「指定選手等強化合宿事業」や競技力の飛躍的な向上が見込まれ国体において高得点が期待される競技種目に対して実施する「重点競技種目強化合宿事業」など各種強化合宿事業の充実に努めました。

また、競技団体に対し、選手が最高の力を発揮できるよう精神面や医科学面から指導助言する「専属アドバイザーコーチ事業」の充実に努めるなど、質の高い強化事業を実施しました。

 

少年種別の強化

さらに、中学・高等学校の運動部活動の充実と競技力向上を図るため「中学・高等学校運動部指定事業」として一五〇部を指定するとともに、中学校体育連盟や高等学校体育連盟が主催する全国大会に出場する選手を対象とした強化合宿を実施するなど課題となっていた少年種別の強化に努めました。

この結果、全国中学校選抜大会の陸上競技等で四人の優勝者を生み、全国高等学校総合体育大会においてはカヌー競技の九種目優勝をはじめ計十五種目で優勝するなど、その活躍は目覚ましいものがありました。

 

ふくしま国体

悲願の総合優勝

 

県競技力向上対策本部を中心に、県体育協会や各競技団体が一体となって実施したこれら強化事業が実りふくしま国体の幕開けとなった冬季大会スケート・アイスホッケー競技会では総合七位と好スタートを切りスキー競技会では四位に躍進しました。

夏季大会では、五競技六八種目で入賞し、カヌーと漕艇で競技別優勝を課たし、さらに秋季大会では三十一競技中陸上競技をはじめ十九競技において競技別総合優勝の快挙を成し遂げ、とうとう念願の男女総合優勝並びに、女子総合優勝を達成し、スポーツ県福島の意気を全国に示しました。

 

の実践に結びつけ、真の生涯スポーツ社会を実現できるよう努めてまいります。

 

今後は、高まった本県の競技力がより高いレベルで維持できるよう努めるとともに、国体開催を契機として高まったスポーツに対する県民の関心をスポーツ活動の実践に結びつけ、真の生涯スポーツ社会を実現できるよう努めてまいります。

 

 

 


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