教育福島0191号(1995年(H07)11月)-008page

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特集1

 

平成8年4月開校

「福島県立あさか開成高等学校」の目指すもの

=全日制単位制課程=

-高等学校教育課-

 

はじめに

 

平成八年四月に、校名変更の下で新たに開校する「福島県立あさか開成高等学校」の全日制単位制課程の概要について紹介します。

すでにご承知のように、単位制高等学校は、高校教育改革の一環として、二十一世紀を展望した新しいタイプの高校として、昭和六十三年度から、定時制・通信制課程について制度化され、本県においても、現在の福島県立安積第二高等学校に昼間部、夜間部をもって開設し、学習歴、生活環境などが多様な生徒に対し、広く高等教育の機会を提供し、その成果を着実にあげているところです。

その後、平成三年四月、中央教育審議会の全日制単位制課程に係る答申、さらに平成四年六月、文部省の「高等学校教育の改革の推進に関する会議」の報告を経て、全日制課程にも単位制のみによる教育課程の編成・実施が必要とされ、平成五年四月から制度化されました。

この制度の下、全国に先駆けて、福島県立いわき光洋高等学校を開校したところです。福島県立あさか開成高等学校は、本県二番目の全日制単位制高校として開校しますが、「多様な生徒の個に応じた教育課程の履修を促進し、生徒の選択の幅を拡大する」との趣旨を生かし得る男女共学の高等学校として開校されます。

 

一 「あさか開成」の教育目標と生活目標、校訓

 

「あさか開成」の教育方針は、「心豊かにして明るく個性あふれるたくましい人間の育成」と定め、これに基づき、教育目標は次のとおり掲げます。

(1)高い知性と豊かな情操をはぐくみ、国際的な視野から物事を考え主体的に行動することのできる資質を養う。

(2)自律的な生活習慣を確立し、社会の有為な形成者としてのよりよい資質を養う。

(3)生涯にわたり、心身ともに健康で生命を尊ぶ資質を養う。

 

この三つの教育目標に基づき、「あさか開成」で学ぶ生徒の日々の生活目標は、自由な校風の下で、

○健康な心を培う

○豊かな情操を培う

○幅広い知見を培う

○自律的な精神を培う

と定め、生き生きとした学校生活を期待しています。

 

 

 


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