教育福島0191号(1995年(H07)11月)-014page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

特集2

 

福島県の文化活動

−文化課−

 

福島県写真連盟

 

福島県写真連盟は福島県内に在住する写真愛好者相互の親睦をはかるとともに、福島県写真文化の向上と発展に寄与することを目的として昭和四十四年に創設されましたが、諸般の事情からこの連盟は一年で解散せざるをえませんでした。

このような状況のもと、昭和四十六年、番匠倉勝氏を初代会長に、鈴木重男氏を事務局長として再発足、その後いくたの陶汰変遷を経て現在に至っています。

現会長は五代目、鴫原明寿事務局長との強力なコンビのもと連盟の運営にあたっています。

主な行事としては福島県写真展の開催、福島県写真賞の授与(ここ五年間はきびしい審査のため該当者なし)、福島県写真クラブ合同例会(一年に一回県内の写真クラブが集まり優劣を競う)の開催、その他を行っています。

第二十三回福島県写真クラブ合同例会は六月四日、二本松市文化センターで、二科会会員、花の会常務理事、高橋扶臣男先生を審査員にお迎えし盛大に行われました。

参加クラブ十四団体、参加者七十七名、その結果最優秀クラブには、「写楽福島」優秀クラブには、「土曜会」「写団しのぶ」四位「ふくしま写友」五位「小名浜写心クラブ」が選ばれました。

個人賞としては金賞に斎藤義久氏の「託宣」銀賞に遠藤文夫氏の「黄昏」銅賞に遠藤日出夫氏の「つつじ」の各作品が受賞、その他二十一名が受賞しました。

第二十三回福島県写真展は日本写真家協会会員、児島昭雄先生を審査員にお迎えし、平成七年十一月二十二日より二十六日まで県文化センターで開催されました。

今年度の出品者は招待、委嘱(県展五回入賞で委嘱となる)、一般公募をふくめて二百名、盛会が予想されます。

昨年開催された第二十二回福島県写真展は十一月三十日より十二月四日まで県文化センターで日本写真家協会会長、紫綬褒章受賞の栄誉に輝く田沼武能先生を審査員にお迎えして、招待作品十一点、委嘱作品十六点、一般公募百六十一点のもと審査が行われました。

その結果、福島県写真連盟大賞、福島県知事賞を受賞されたのは大沼郡三島町の斎藤茂樹氏の作品「好奇心」でした。

平成七年、同氏の三島町長当選は本連盟としても心から祝福するものでありますが、福島県写真界の前途をおもうとき、なにか複雑な心境になります。どうか町長という激職のかたわら写真生活も続けていただきたいと願うのは連盟会員、全員の願いであります。

 

盟会員が記録広報係として参加していたこともほほえましい光景でありました。

 

平成七年に開催された第五十回国民体育大会には各会場で多くの写真連盟会員が記録広報係として参加していたこともほほえましい光景でありました。

また各市町村単位で開催される文化祭等にも積極的に参加している会員の数も多く、本県文化向上にいささかなりとも貢献していると思うとともに今後の各自の活躍に期待するものです。

 

 

 


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育委員会に帰属します。