教育福島0192号(1996年(H08)01月)-047page

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加、素晴らしい演奏や演技を披露し、多くの感動を与えた。また、ソウル盲学校生徒の演奏もあり貴重な国際交流の機会となった。

 

晴れの文部大臣賞受賞

〜安積女子高校:合唱、松本亮君:家庭クラブ、松芳るり子さん:生活体験で〜

 

第四十八回全日本合唱コンクールで、安積女子高校は十六年連続十七回目の金賞に輝くと同時に、文部大臣奨励賞並びに全部門における最高賞であるコンクール大賞を受賞した。なお、福島高校、若松女子高校は昨年に引き続き銀賞を受賞した。安積女子高校は第六十二回NHK全国学校音楽コンクールにおいても第一位の金賞を受賞した。

また、第四十三回全国高等学校家庭クラブ連盟研究発表大会で、原町高校二年松本亮君は、ホームプロジェクトの部において最優秀の文部大臣賞を受賞、男子クラブ員の文部大臣受賞は本大会第一号である。本県は、全国家庭クラブ研究発表大会で二年連続文部大臣賞を受賞した。

さらに、第四十三回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会では、安積第二高校定時制三年の松芳るり子さんが最高賞の文部大臣賞を受賞した。

 

文化功労者に斎藤清、本田安次の両氏

〜本県から初の二名同時受賞〜

 

平成七年度の文化功労者に本県から、柳津町在住の版画家・斎藤清氏と本宮町出身の民俗芸能学者・本田安次氏が選ばれた。斎藤氏は日本を代表する版画家で、代表的モチーフである「会津の冬」シリーズなど多くの秀作を残し、海外でも高い評価を受けている。本田氏は、全国の村々を訪ね歩き、地方の伝統芸能の発掘・調査に精力を注ぎ、我が国の民俗芸能学を確立した。また、平成七年三月まで、本県の文化財保護審議会委員を務め、県内の伝統文化保存に多大な功績を残している。

 

県文化功労賞に杉本、山崎の両氏

〜文化の日に教育・文化関係表彰式を挙行〜

 

本県の文化向上に著しい業績を残された個人に授与される県の文化功労賞に、「芸術部門・民謡領域」の杉本栄夫(よしお)氏(相馬市)、「科学部門・郷土史」の山崎義人(よしと)氏(郡山市)が選ばれた。

文化の日に県文化センターで挙行された表彰式では、本県の教育・文化の振興と発展に貢献、その功績が顕著である県文化功労者のお二人をはじめ、教育・文化関係功労者、永年勤続表彰者、県文学賞受賞者や団体施設が晴れの表彰を受けた。

 

「海浜青年の家」二十周年を迎える

〜県内唯一の海浜型青少年教育施設として多くの人が利用〜

 

昭和五十年四月一日、相馬市磯部に建設された福島県海浜青年の家が本年で二十周年を迎え、十一月二十四日に盛大に記念式典が行われた。これまでの宿泊利用者数は八十八万人を越えている。海浜青年の家は、海浜の恵まれた自然環境の中での集団宿泊研修活動を通して、規律・責任・協同・友愛・奉仕の精神を涵養し、心身ともに健全な青少年を育成することを目的とした社会教育施設であり、県の委託を受けた財団法人「福島県海浜青年の家」が管理運営にあたっている。

 

国際交流、本格的に始動

〜中国湖北省に教育委員会代表団、カナダB・C・州に中・高校生を派遣〜

 

七月の中国湖北省教育委員会調査団の来県や九月の総務課長を団長とする県教育委員会調査団の湖北省訪問を通して、両県省の教育事情調査を行った。また、十一月には県教育長を団長とする四名の教育委員会代表団が湖北省を訪問した。両県省教育委員会は、十一月二十八日に湖北省武漢市において、教師代表団の相互訪問・生徒の相互派遣・児童生徒の書画展の開催及び両県省学校間の姉妹校締結を内容とする具体的な相互交流事業に着手することとした同意書に調印した。

また、本県とカナダのブリティッシュコロンビア州の中・高校生が、研修・交流を通じて教育・文化・生活習慣などについて理解を深め、両県州の将来にわたる交流を築く目的で九月に本県の中・高校生十二名が九日間にわたり現地の学校などを訪問し、テーマ研修などを通じて有意義な研修活動を実施した。

 

全国中学・高校駅伝競走大会で快走

〜田村高校男子は、本県で最高の準優勝。石川中学は四位入賞〜

 

師走の都大路に繰り広げられた全国高校駅伝競走大会において、田村高校は男子が準優勝、女子が十九位で本県勢としては過去最高の成績に輝いた。また、全国中学駅伝競走大会では男子の石川中学校が第四位、女子の勿来第二中学が八位の好成績でダブル入賞を果たした。「ふくしま国体」開催県にふさわしい健闘をし、県民のスポーツに対する士気を盛り上げた。田村高校は県内初の体育科が新設されて四年目の快挙。

 

 

 


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