教育福島0193号(1996年(H08)02月)-033page

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事故発生時に自転車側に違反のあった事故で約五十%は「安全運転義務違反」である。

一方、生徒の意識調査をまとめると、「違反しても事故にならない」や「罰を受けることがない」など心的な背景があり、普段から信号や標識の無視などを行っていることがわかった。

(4) 事故防止につながらない安全指導

各学校で行われている安全指導の現状は、学校行事等での一斉指導的な学習が多く、事故の発生状況や生徒の発達段階を踏まえた内容ではなく、生徒のニーズに合致したものではない。

2 事故防止に必要な指導事項の精選

これからの自転車の交通安全教育充実のために必要と考えられる視点を成果と課題としてまとめました。

(1) 学校における自転車安全教育推進のためには、早い時期からの自転車に関する指導が必要であり、各校種ごとの学習内容についても整理する必要がある。

また、学校における指導体制の強化と指導時数の確保が大きな課題となる。

(2) 生徒の実状に応じた自転車安全教育の充実のためには、生徒は法規やマナーを知りながらも実践できないという認識と行動の不一致の現状を教師が理解し、生徒の交通安全に寄せる願いと要望の実現に努めることが大切である。

3 この事業を実施して

交通事故が多発しているなか、事故防止のためには交通安全教育の充実があげられています。

そのためには、私たち教職員は学校は何をするのかの討議や、生徒の感性に訴える具体的な実践をするなど指導内容や方法について再検討をする必要があることを知ることができました。

 

調査研究報告書からの抜粋

 

「若人の翼」団員募集

 

「若人の翼」団員募集

明日を担う青年リーダーの育成を目指し、「若人の翼」が新たなプログラムで団員を募集中!

身体に重い障害のある方二名も参加できます。

・募集人数 県内に住む二十歳〜三十五歳の勤労青年 六十二名

・派遣時期 九月十日出発予定(十二日〜十六日間)

・派遣国 1)カナダ、アメリカ合衆国 2)中華人民共和国 3)ブラジル、パラグアイ 4)イギリス、ドイツ 5)オーストラリア、ニュージーランド

・内容 青年のボランティア活動をテーマに研修、ホームステイ 他

・応募先 四月一日(月)から五月十日(金)まで各市町村へ

・問い合わせ先 各市町村青少年担当課、各地方振興局または県青少年女性課

TEL〇二四五(二一)七一八七

(青少年女性課)

 

 

 


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