教育福島0193号(1996年(H08)02月)-034page

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教育事務所発

〈わたしの学校・ぼくらの活動〉

いわき教育事務所

〒970 いわき市平字梅本15

TEL(0246)24-6214(代)

 

びをしよう」(紙てっぽうづくり)〜地域のお年寄と共に〜いわき市立夏井小学校

 

「むかしの遊びをしよう」(紙てっぽうづくり)〜地域のお年寄と共に〜いわき市立夏井小学校

 

いわき市教育委員会、管内の各学校では心豊かでたくましい児童生徒の育成をめざし、様々な取り組みをしています。

それらの中で、特色ある活動について紹介します。

 

不登校児童生徒の心の居場所、適応指導教室(チャレンジホーム)

いわき市教育委員会

「チャレンジホームに入る前の私は何に対しても臆病でした。休み続けていた私は、街に出かけても周囲の目が気になり、おどおどして人を避けていました。(中略)チャレンジホームは私が想像していた暗いイメージとは別で、友達もでき、とても楽しく生活することができました。おかげで二ヵ月後には学校の中に入れるようになりました」これは、不登校でチャレンジホームに通級した中学二年女子生徒の作文です。

いわき市教育委員会では、不登校の子どもたちの心の居場所として、適応指導教室〈チャレンジホーム〉を開設して四年になりました。市内に四教室を持ち、通級日は、月・水・金の週三日です。これまでに五十余名の子どもたちが通級し、その内十六名が再登校できるようになりました。また、この教室の存在は、保護者にも精神的な安定感を与えています。

チャレンジホームでの子どもたちの指導は教職経験豊かな四名の指導員の先生方にお願いしています。主に個に応じた課題学習を進めるとともに文化施設等の見学学習や畑を借りての作物栽培など、家の中に閉じこもりがちな子どもたちのために野外での活動を積極的に取り入れ、草むしりやサツマイモの収獲に汗を流す体験学習を大切にしています。

現在、子どもたちだけでなく保護者・家庭に対する教育相談活動と充実が課題となっています。

 

確かな基礎学力の定着を目指して

 

確かな基礎学力の定着を目指して

小中学校基礎学力向上推進事業−江名地区−

 

一 はじめに

 

本校(江名中)は、県教育委員会から三年間の指定を受け、江名地区の児童生徒の基礎学力の定着を目指して取り組んでいます。江名小学校、永崎小学校と連携し、更に小名浜高校などの協力を得て研究推進充実期である二年目が過ぎようとしています。

 

二 研究主題と本年度の基本方針

 

「自ら生き生きと学習する児童生徒の育成を目指す授業の改善」と設定し、国語、算数・数学、英語の三教科を中心に取り組んでいます。

本年度は、初年度の反省を踏まえ児童生徒中心の指導過程を構築し、より一層の授業の質的改善を図ることの必要性を認識して、毎時の授業に取り組んでいます。

 

三 研究内容、方法

 

(1) 教科の基礎的・基本的な学習内容の洗い出し及び児童生徒が獲得すべき知識・理解、技能を明確にした指導目標の設定

(2) 指導目標が確実に定着するよう、指導内容の精選や指導過程の基本型の確立

(3) 小・中学校相互の参観授業を通

 

 

 


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