教育福島0198号(1996年(H08)10月)-051page
教育・イン・ザ・ワールド
−英語指導助手(AET)の活躍−
国際化にふさわしい教育の話題をシリーズで紹介する「教育・イン・ザ・ワールド」。今回は、耶麻郡磐梯町で活躍されているAETの様子を磐梯中学校から紹介します。
磐梯町にすむAET、ショーン・マホ一二さんは1995年の夏に私たちの磐梯町にやってきました。カナダ、サスカチュアン州で育ちブリティッシュ・コロンビア州の大学院で英語学の勉強をしてきた青年です。来日前から日本やアジアヘの関心をもっていたので、この機会をとても喜んでいるそうです。
主な仕事は中学校での英語指導助手、小学校や幼稚園での英会話クラブ担当などですが、特に中学校では1週間に4日間の勤務がありますので生徒は授業以外にもショーンさんとの交流ができます。いつもネイティブスピーカーの発音を聞くことができますので大変幸せなことだと思います。
学校での仕事だけでなく、公民館での英会話教室、そして磐梯町とカナダにある姉妹都市との交流の手伝いなど地域に溶け込んだ活動をしています。特に今年はカナダ・南オカナガンから先生と生徒たち十数名が磐梯町を訪れ交流を深めた際に、ショーンさんは彼らに磐梯町や会津の文化を説明したり、日本の日常的な生活文化を教えたりと彼らを援助してくれましたし、そのあと磐梯町の中高校生がカナダを訪問したときには、その事前研修で英会話やカナダの生活週間を教えてくれました。毎週水曜日には町の和太鼓(明神太鼓)の練習に参加したり、いろいろな行事に積極的に参加し、もう町の人気者です。
カナダ・南オカナガンの教師・生徒たちとともに