教育福島0199号(1996年(H08)11月)-038page

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教育事務所発

〈わたしの学校・ぼくの学校〉

いわき教育事務所

〒970 いわき市平字梅本15

TEL(0246)24-6214代

 

泉北小学校

泉北小学校

 

いわき市教育委員会管内の各学校では心豊かでたくましい児童生徒の育成をめざし、様々な取り組みをしています。

それらの中で特色のある活動について紹介します。

 

いじめ追放キャンペーン

生徒会活動をとおして

いわき市立植中学校

 

これまでに生徒会では、様々な活動に取り組んできました。

昨年の十二月から生徒会では、より積極的に取り組まなければならない問題として「いじめ追放」の活動の気運が高まりました。

「植田中にいじめで困っている生徒がいるとしたら、これは不幸なことであり、私たち生徒会の仲間として、見過ごすことは大問題であることの会長の提案により、解決のための具体策を巡って本部役員の話し合いが放課後何回か続けられました。

結果として次のようなことに緊急に取り組むこととしました。

一、「いじめ、いじわる、いたずら追放キャンペーン集会」の開催

この集会では、松谷みよ子著「私のいもうと」をOHPで挿し絵を使って、いじめで自殺まで追い込まれた女の子の実話を朗読しました。会場は静まり返り涙を流す生徒もいました。

最後に若い先生が、小さい頃のいじめにあった体験に基づく話があり、一人一人の心に響く拍手で会が閉じられました。

二、追放キャンペーン期間の設定

この集会を契機に、生徒から人権を守ることについて、数々の提案がなされました。当面この活動は「信頼と思いやりの大きな花を咲かせるにことを目標として本年度の文化祭までをキャンペーン期間としました。

 

動を通して「何をするか」ではなく「何ができるか」を学ぶことができました。

 

私たち生徒一人一人が、この運動を通して「何をするか」ではなく「何ができるか」を学ぶことができました。

 

いわき海浜自然の家の利用をとおして

いわき市立田人第一小学校

 

「うわあ先生、ヒトデがいたよ」

「先生、こにれもしかしてナマコっていうの」

「それは、ナマコじゃなくて、ウミウシっていうんだよ」…

これは、五年生が『いわき海浜自然の家』を利用した宿泊活動で、磯遊びに行った時の様子です。山々に囲まれた中で生活している国人の子供たちにとって、太平洋を一望に見渡せる素晴らしい施設と、山と海の両方の自然を満喫できる海浜自然の家での活動は、座学では味わえない有意義な体験活動となりました。

本校では、現職教育のテーマとして「自らを見つめ、自分の生活を豊かにしようとする子供の育成をめざして」を掲げ、生活科を核としながらも、その趣旨を全教科に生かして研究に取り組んでいます。

今私たちは、生活科の趣旨の一つである「豊かな体験や具体的な操作・活動の重視には、学校教育全体に反映されなければならないと考えています。六年生の「大仏づくり」、三年生の「石マップづくり」、創意の時間を利用した「田植え」などの実

 

 

 


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