教育福島0200号(1997年(H09)01月)-026page

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本の生活習慣やものの考え方などについて熟知し、説明できるだけの力がなければならない、と痛感させられる時はない。十を言って七を分かってもらえれば上等だろう。理解を得るまでの方“Why?”攻めをなんとかかいくぐらなければならないからである。

話を前の「ダイフク」にもどす。ALTの彼女は和菓子の大福が大好きである。日本に来て、初めて大福を見たときの感想を次のように言っていた。

「表面が真っ白でツルンとして無表情。おまけに中に何が入っているのか、または何も入っていないのかさっぱり見当がつかない」

この後に「まるで○○○みたい」と続いた。「○○○」とは、ご推察のとおり「日本人」である。

大福を食べてみた後の、彼女の感想はというと、「食べたときの柔らかさと、口の中に広まる甘さは、一度食べたら忘れられない。食べてみるまでは絶対分からない」というものであった。

「忘れられない」よさを、お互いに分かり合える努力をしていきたいと思う。

(富岡町立富岡第二中学校教諭)

 

PTA活動に思う

星眞一

 

ゥ知りである。PTA以外の他のいろいろな団体で活動を共にしてきた仲間である。

 

私は本年度で、鶴城小PTA役員を拝命して七年、会長を拝命して二年目になる。その七年間、私も含めて歴代の会長は男性である。他の学校も事情は同じなのであろう、連合PTAなどの会合では、出席者の大半は男性である。しかもそのほとんどが顔見知りである。PTA以外の他のいろいろな団体で活動を共にしてきた仲間である。

では、PTA活動に熱心なのは男性なのだろうか。そんなことはない。学校でのPTA活動を見てみると、委員長をはじめ委員の方々もすべてと言っていいほど女性である。この差は何なのであろう。他の学校でも似たり寄ったりであろう。委員会活動のみならず、PTA総会や授業参観に出てこられるのもほとんど女性である。男性はというと、会長はじめ役員の中に数名いるだけである。では、PTA活動に熱心なのは女性なのだろうか。確かに女性の方が子供に熱心なのだろう。しかし、子供に熱心なのと、PTA活動に熱心なのとはちょっと違うのではないかと思う。子供に熱心だというのは自分の子供のことであり、PTA活動はすべての子供に関係するからである。それならば、参加者はなぜこんなに女性に偏るのだろう。役員に関しては、PTA規約の中に男女の割合が偏らないように規定されている。しかし、委員会組織の男女の割合については規約の中に規定されてはいない。役員も規定がなければ、女性だけで構成されるのだろうか。また、対外的なこともあって会長だけは男性が祭り上げられるのだろうか。祭り上げられるという言い方は適切ではないかもしれないが、実際は似たようなものである。極論を言えば、積極的に役を引き受けるのではなく、自営業は時間が自由になるということで引き受けさせられるのである。故に、会長同士の集まりでは前述のとおり顔見知りばかりになるのである。

私は、ここで愚痴を書くつもりはない。各会長さんも使命感に燃え、立派に職務を果していることと思う。私もそのつもりである。ただ、どうしてPTA活動に男性の参加が少ないのか。仕事が忙しい、休めない等いろいろな理由があるのだろう。しかし、奉仕活動、球技大会等は、結構男性の参加があるのである。要は男性の意識の改革と、参加しやすい環境と組織のあり方が問題なのだと思う。子供のこと、学校のことを気遣う心に男女の差はないはずである。どうしたら女性も男性も参加できる環境を整えられるのか、頭を悩ましているこの頃である。

(会津若松市立鶴城小学校PTA会長)

 

電子メール

齋藤匡史

 

電子メールの交換が元で結婚した人がいるそうだ。電子メールとは、

 

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