教育福島0201号(1997年(H09)02月)-032page
教育事務所発
〈わたしの学校・ぼくらの活動〉
会津教育事務所
〒965 会津若松市追手町7-31
TEL(0242)29-5200(代)
若松三中合唱部の発表
わたしたち・ぼくたちの健康作り活動
会津若松市立東山小学校
東山小学校では、健康づくりを学校経営の中核において、児童、教職員、保護者、地域社会が一つになって取り組み、平成七年度全日本健康推進学校全国優秀枝として「すこやか賞」を受賞するなど成果を上げています。その中で、学校教育活動の中で取り組んでいる健康づくりを紹介します。
本校では、学校教育目標を受けた望ましい児童像、「よく学ぶ子」「心の美しい子」「じょうぶな子」の具現化のために、身体・頭・心・生活・環境の五つの健康に視点を当てて教育活動を行っています。
「よく学ぶ子」では、一人一人のよさや特技を伸ばそうと、いろいろな面での「豆先生」による教え合いが児童会やクラブ活動、課外活動などで行われ、新しいことに積極的に挑戦する姿が見られます。
「心の美しい子」では、「花いっぱい運動」を展開し、花壇作りや一人一鉢運動を進めてきました。また三年生や六年生は、長寿園を訪問してお年寄りとの心の交流を深めてきました。秋には自分たちが育てた菊鉢を長寿園に飾り、「日本の秋」を味わってもらいました。他にも、全校で牛乳パックの回収を行ったり、手話・点字クラブで公民館の手話教室と連携したりして活動しています。このようなボランテイア活動を通して草花を慈しみいたわる心を養い、相互の敬愛や思いやりの心を育てる等、心の健康増進を図っています。
「目のミニ集会」での紙人形劇
みんなで学級花だんの除草
「じょうぶな子」では、朝のマラソンや歯磨き、業間に行う目の体操を取り入れています。保健委員会が中心になって行う「歯・目・耳のミニ集会」は、全校生が楽しみにしている行事の一つです。月一回の「すこやかタイム」の中で各学期に一回ずつ、保健委員会が企画、立案して、休み時間や放課後に準備をし、練習して集会に備えます。健康○×クイズや、健康に関する寸劇、紙人形劇は子供たちに大変人気があります。
二年前東京から審査委員長としてさる大学の教授が来校された時、一年生に「会津の自慢は何ですか」と聞かれたそうです。そうしたら「それは我慢です」と自信をもって答えたとのことでした。いろいろな活動の中で培ってきた子供の力や教育の重みを再確認しました。